愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
アイスクリームのパッケージングチームは十名いて、リーダーは田ノ上さんという、四十五歳の課長職に就いている男性社員である。
斜め後ろから声をかけると、田ノ上さんは少々肉付きのよい顔を私に向けて、「どうした?」と普通の調子で問う。
「すみませんが、二時間、残業させてください」
「なにか問題発生? 小川さんの作業期限は明日の午後のチームミーティングまでだけど、間に合わない?」
「あ、いえ、作業は順調です。でもあと少しなので、今日中に終わらせたくて……駄目でしょうか?」
残業するには、上司の許可が必要である。
残業代が発生してしまうから、間に合うなら明日やりなさいと言われることも覚悟していたのに、田ノ上さんは「今日だけいいよ」と笑って許してくれた。
「仕事が楽しくて仕方ないって顔だな。のっている時にやってしまいたい気持ちはわかる。入社時はオドオドして大丈夫かと心配したが、この仕事が合っているようだ。小川さんは真面目で丁寧にやってくれるから助かるよ」
「あ、ありがとうございます!」
斜め後ろから声をかけると、田ノ上さんは少々肉付きのよい顔を私に向けて、「どうした?」と普通の調子で問う。
「すみませんが、二時間、残業させてください」
「なにか問題発生? 小川さんの作業期限は明日の午後のチームミーティングまでだけど、間に合わない?」
「あ、いえ、作業は順調です。でもあと少しなので、今日中に終わらせたくて……駄目でしょうか?」
残業するには、上司の許可が必要である。
残業代が発生してしまうから、間に合うなら明日やりなさいと言われることも覚悟していたのに、田ノ上さんは「今日だけいいよ」と笑って許してくれた。
「仕事が楽しくて仕方ないって顔だな。のっている時にやってしまいたい気持ちはわかる。入社時はオドオドして大丈夫かと心配したが、この仕事が合っているようだ。小川さんは真面目で丁寧にやってくれるから助かるよ」
「あ、ありがとうございます!」