極上CEOの真剣求愛~社長の言いなりにはなりません~
定刻通り正午で会議が終わり、ランチ懇親会に出席する神楽さんの荷物を預かって、私は先にオフィスに戻った。
さっきの会議の議事録を、アウトラインだけでも作ってしまいたい。
何度もやるうちに慣れていたから、三十分もあればできると思った。
けれど、思いの外時間がかかり、気付けば一時を回ってしまっていた。
早くランチに行かないと、神楽さんが戻ってきた時、執務室でお迎えできない!
ひたすら業務に徹する『修行僧』としては、バタバタと慌てて帰ってくる姿を、微塵たりともボスに見せるわけにはいかない。
私は財布を片手に、少し急ぎ足でドアに向かった。
そして、執務室のドアを開けると。
「おっと」
「わ、す……も、申し訳ございません!」
気が急いていて、随分と勢いよくドアを開けてしまったようだ。
廊下にびっくり眼で立ち尽くしている長身の男性を見つけて、私の胸がドキンと音を立てて跳ね上がった。
すぐにハッとして、慌てて頭を下げる。
「ぶつかりませんでしたか?」
「ああ、大丈夫。ところで、錦は?」
わりとフランクな物言いで、神楽さんの所在を確認するのは、うちの会社のCOO、清家さんだ。
優雅な物腰で、スマートな長身。
スーツの後ろ姿だけパッと見たら、一瞬どっちだかわからないくらい、神楽さんと背格好はよく似ている。
さっきの会議の議事録を、アウトラインだけでも作ってしまいたい。
何度もやるうちに慣れていたから、三十分もあればできると思った。
けれど、思いの外時間がかかり、気付けば一時を回ってしまっていた。
早くランチに行かないと、神楽さんが戻ってきた時、執務室でお迎えできない!
ひたすら業務に徹する『修行僧』としては、バタバタと慌てて帰ってくる姿を、微塵たりともボスに見せるわけにはいかない。
私は財布を片手に、少し急ぎ足でドアに向かった。
そして、執務室のドアを開けると。
「おっと」
「わ、す……も、申し訳ございません!」
気が急いていて、随分と勢いよくドアを開けてしまったようだ。
廊下にびっくり眼で立ち尽くしている長身の男性を見つけて、私の胸がドキンと音を立てて跳ね上がった。
すぐにハッとして、慌てて頭を下げる。
「ぶつかりませんでしたか?」
「ああ、大丈夫。ところで、錦は?」
わりとフランクな物言いで、神楽さんの所在を確認するのは、うちの会社のCOO、清家さんだ。
優雅な物腰で、スマートな長身。
スーツの後ろ姿だけパッと見たら、一瞬どっちだかわからないくらい、神楽さんと背格好はよく似ている。