極上CEOの真剣求愛~社長の言いなりにはなりません~
もともと色白なのとこの服装で、一見『清楚なお嬢様』のような印象を与えてしまうだけだ。
もちろん、良家のお嬢様、なんかじゃない。
私の父はどこにでもいる普通のサラリーマンだし、ごく一般的な中流階級の家庭だ。
特に不自由なく大学まで通わせてもらい、卒業後は、専門商社で営業部のアシスタント業務を担当していた。
この会社に転職したのは、三年前のこと。
それから一年、前職と同じ営業事務職に就き、仕事は順調、会社にもすっかり慣れてきて、私も二十八歳、アラサーと呼ばれるお年頃。
そろそろプライベートの充実も図ろうと思っていた時。
『営業部国内営業グループ・秋津唯を、秘書室・CEO付き秘書に任命する』
と、寝耳に水の辞令を受けた。
中途入社でも、トップであるCEOがとにかく『凄い』人なのは知っていた。
営業部の部長からは『大抜擢だよ』と拍手で祝福されたけれど、私にはなにがなんだかわからない。
どうして私が、いきなりCEO付き秘書!?
大混乱したまま、営業部から秘書室のフロアに段ボール一つ抱えて上がるだけで、私の異動は完了してしまったけれど。
『大抜擢』に戸惑う私に、COOの清家さんが、その理由をこそっと教えてくれた。
私の異動の少し前、神楽さんに女性スキャンダルが勃発したそうで……。
もちろん、良家のお嬢様、なんかじゃない。
私の父はどこにでもいる普通のサラリーマンだし、ごく一般的な中流階級の家庭だ。
特に不自由なく大学まで通わせてもらい、卒業後は、専門商社で営業部のアシスタント業務を担当していた。
この会社に転職したのは、三年前のこと。
それから一年、前職と同じ営業事務職に就き、仕事は順調、会社にもすっかり慣れてきて、私も二十八歳、アラサーと呼ばれるお年頃。
そろそろプライベートの充実も図ろうと思っていた時。
『営業部国内営業グループ・秋津唯を、秘書室・CEO付き秘書に任命する』
と、寝耳に水の辞令を受けた。
中途入社でも、トップであるCEOがとにかく『凄い』人なのは知っていた。
営業部の部長からは『大抜擢だよ』と拍手で祝福されたけれど、私にはなにがなんだかわからない。
どうして私が、いきなりCEO付き秘書!?
大混乱したまま、営業部から秘書室のフロアに段ボール一つ抱えて上がるだけで、私の異動は完了してしまったけれど。
『大抜擢』に戸惑う私に、COOの清家さんが、その理由をこそっと教えてくれた。
私の異動の少し前、神楽さんに女性スキャンダルが勃発したそうで……。