極上CEOの真剣求愛~社長の言いなりにはなりません~
前髪は目元にかかっているけど、襟足はすっきりと短めのスタイル。
触ったら柔らかそうな髪は素直なようで、それほど直す必要もなく、手櫛だけでも十分綺麗に整っている。
鏡に映る自分にジッと目を凝らす横顔を見て、私はきゅっと唇を噛んだ。
無意識に疼く胸を抑えようと、胸元をぎゅっと握りしめる。
どんな美女でもよりどりみどり。
あえて自分から欲しなくても、おのずと女性の方から寄ってくる。
特定の彼女を作らなくても、女に困ることはない人。
つまり、その場に佇むだけで、セクシーな男のフェロモンを、無自覚に凶暴に発しているということ。
それをいつも近くで感じている私は、惑うことのないよう、頭も心も感情も『無』になって自分を律し続けている。
神楽さんから『堅苦しい』『修行僧』などと揶揄されても、態度を変えられない理由はここにある。
私だって女だ。
ツンツンして鉄壁を装い、鋼を通り越して修行僧なんて皮肉られるよりは、普通に愛想よく笑って、美人と言われる方が嬉しいに決まってる。
たとえオフィスでも、予期せぬ出会いを意識して、それなりのお洒落はしたい。
でも仕方ない。
これも、自分の職務を全うするため。
すべて、清家さんの期待に応えるためなんだから……。
触ったら柔らかそうな髪は素直なようで、それほど直す必要もなく、手櫛だけでも十分綺麗に整っている。
鏡に映る自分にジッと目を凝らす横顔を見て、私はきゅっと唇を噛んだ。
無意識に疼く胸を抑えようと、胸元をぎゅっと握りしめる。
どんな美女でもよりどりみどり。
あえて自分から欲しなくても、おのずと女性の方から寄ってくる。
特定の彼女を作らなくても、女に困ることはない人。
つまり、その場に佇むだけで、セクシーな男のフェロモンを、無自覚に凶暴に発しているということ。
それをいつも近くで感じている私は、惑うことのないよう、頭も心も感情も『無』になって自分を律し続けている。
神楽さんから『堅苦しい』『修行僧』などと揶揄されても、態度を変えられない理由はここにある。
私だって女だ。
ツンツンして鉄壁を装い、鋼を通り越して修行僧なんて皮肉られるよりは、普通に愛想よく笑って、美人と言われる方が嬉しいに決まってる。
たとえオフィスでも、予期せぬ出会いを意識して、それなりのお洒落はしたい。
でも仕方ない。
これも、自分の職務を全うするため。
すべて、清家さんの期待に応えるためなんだから……。