覚悟はいいですか
別荘の裏手に周り、志水が鉤爪付のロープを屋上へ投げる
外れないことを確認すると、体重を感じさせない素早さで一気に壁を駆け上がった
屋上の入口の鍵を難なく開け、建物内にスルリと忍び込む
手分けして素早く部屋を確認するも、紫織もジョルジュも見つからない
焦る気持ちを懸命に抑えながら階段を駆け下りた時、
ガッシャーーーーーン!!
1階玄関から配下の者たちが突入した音が響いた
どこだ、紫織!無事でいてくれ!!
1階から届く銃声と怒号を聞きながら
祈るように2階にたどり着いた時、
「礼っ!こっちだ」
聞き覚えのある声が廊下の一番奥から聞こえ、次の瞬間ーー
ドンッ!ガッターーーン!!
重々しい衝突音がして、重厚な扉が部屋の方に倒れていた
そして見えた光景に、俺の怒りは頂点に達した
「堂嶋っ!てめえ!!」