俺様上司に、跪いて愛を乞え〜彼目線〜激甘編を追加
降りしきる雨に、打ちのめされそうにもなる俺の視界に、
彼女の姿が、映ったーー。
どうしておまえがそこにいるんだよ?
しかもこの激しい雨の中を走って帰ろうとしているとか、無謀以外の何ものでもないだろう。
今日は雨になると言っていたから、こっちは車で来たっていうのに、相変わらず先読みもできないのか。
まぁ、用意周到なだけで計算高い女なんて、雨の際に振ったのと変わらないのかもしれないし、
それに比べたら、少しくらいは抜けてるような彼女の方がずっと可愛くて……って、
そう考えたら、無意識にもハンドルを切っていた。
……雨の中、車を横づけると、
「乗ってけよ…北城」
彼女に、そう呼びかけた……。