星の向こうできみを待っている。



「任せろ!颯斗の恋を応援してやるよ」


「お前が仕事放棄して女と遊んでることは秘密にしといてやるから!」


ぎゃははと笑いながら、去っていく2人。

どうしよう…。

よかったのかな?

でも、喧嘩にならなかったみたいだし一件落着?



「…ごめんね。シフト入ってたならゆっくりくればよかった」


「いいよ。それより、勝手にうろうろされた方が困る。希愛スマホ持ってないから連絡のしようがないし」


颯斗の言葉に「あ」と軽く声が出た。

完全に忘れてたよ。

あたしは鞄の中からあるモノを取り出した。
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