『One more Love♡』
「璃桜くん…ごめんね…ちょっと身体動かすねぇ?」
あたしは,『ボソッ』っと囁き掛けて,璃桜くんを抱っこすると,一瞬モゾモゾっと璃桜くんは動いたが,目を覚ます事はなかった。
あたしは,家の鍵を掛けると,璃桜くんを落とさない様にしっかりと抱っこをしてサロンまで降りて行くと,既に予約されてたお客さんが来店していて,慎さんが対応してるところだった。
「……そう…愛琉さん,お休みなのね…。楽しみにしてたのに…残念だわ」
「誠に申し訳ありません。」
慎さんが深々と頭を下げる。
「事情は,分かりました。なら,また愛琉さんの悪阻が治まって,勤務して来た時を見計らって来るわ」
そう言って踵を返そうとした時,
「乃木様,お待ちください」
「……?何かしら?」
「乃木様は,こういったネイルは,お嫌いですか?」
慎さんは,スマホを操作して,1枚の写メを見せる。
「まぁ!!ステキ。これは…何かをインスピレーションしたネイルかしら?例えば…紫陽花とか…」
「今回,愛琉の代わりに乃木様さえ良ければ…ですが担当させて頂く予定のスタッフがしたネイルなんです」
慎さんは,スマホを片付け,
「もし…お気に召されたのであれば…されてみません?」
乃木様は,〝 そうね~確かに,普段とは違うネイルもいいかもしれないわ。それに…花言葉は別として,紫陽花の花は好きですから…〟っと考えを直してくれた。
「では,ご準備させて頂きますね。後…」
慎さんは,乃木様に,璃桜くんの事を説明すると,快く承諾してくれた。
「お待たせしました。」
あたしは,緊張した面持ちで乃木様の待つ席へと行き,腰を下ろした。
「今日はお願いします」
「こちらこそ。」
あたしは,乃木様の手を取りアルコール消毒をした後,早速プレパレーションし,ベースジェルを塗ろうとした時,
「あのっ…爪削らないの?いつも,愛琉さんは削ってたんだけど…」
乃木様は,心配になったのか,あたしの手を止めさせる。
「あたしの愛用してるジェルは,爪をファイルで爪の表面軽く傷付けなくても爪に定着してくれるジェルなので,削らなくても大丈夫なんですよ」
あたしは愛用してる…使用するジェルの説明をすると,乃木様は,何も言わずに作業を進めさせてくれた。
親指以外の人差し指から小指までにベースジェルを塗り終えると,ジェルを硬化させる為ライトに当てて貰える様伝え,その間に反対側の爪にもベースジェルを塗り始めた。
全ての指にベースジェルの硬化も終わり,カラージェルを塗ろうとした時だった。
「…お願い…聞いて貰えますか?」
「お願い…ですか?何でしょう??」
あたしは,手を止め聞いてみると,乃木様は,『コクン』っと頷く。
「あなたのしてるネイル…」
「このラグラメですか?」
「ラグラメっていうのね。そのネイル…まるで白い紫陽花みたいに見えて綺麗ね」
「ありがとうございます」
あたしは,少し照れながらお礼を言った。
「あの,それで,このラグラメがどうかしましたか?」
「出来れば…でいいんだけど…私の爪にもして頂けないかと…」
「同じのでいいんですか?」
あたしが聞き返すと,乃木様は,微笑みながら縦に1つ頷き返した。
あたしは,『ボソッ』っと囁き掛けて,璃桜くんを抱っこすると,一瞬モゾモゾっと璃桜くんは動いたが,目を覚ます事はなかった。
あたしは,家の鍵を掛けると,璃桜くんを落とさない様にしっかりと抱っこをしてサロンまで降りて行くと,既に予約されてたお客さんが来店していて,慎さんが対応してるところだった。
「……そう…愛琉さん,お休みなのね…。楽しみにしてたのに…残念だわ」
「誠に申し訳ありません。」
慎さんが深々と頭を下げる。
「事情は,分かりました。なら,また愛琉さんの悪阻が治まって,勤務して来た時を見計らって来るわ」
そう言って踵を返そうとした時,
「乃木様,お待ちください」
「……?何かしら?」
「乃木様は,こういったネイルは,お嫌いですか?」
慎さんは,スマホを操作して,1枚の写メを見せる。
「まぁ!!ステキ。これは…何かをインスピレーションしたネイルかしら?例えば…紫陽花とか…」
「今回,愛琉の代わりに乃木様さえ良ければ…ですが担当させて頂く予定のスタッフがしたネイルなんです」
慎さんは,スマホを片付け,
「もし…お気に召されたのであれば…されてみません?」
乃木様は,〝 そうね~確かに,普段とは違うネイルもいいかもしれないわ。それに…花言葉は別として,紫陽花の花は好きですから…〟っと考えを直してくれた。
「では,ご準備させて頂きますね。後…」
慎さんは,乃木様に,璃桜くんの事を説明すると,快く承諾してくれた。
「お待たせしました。」
あたしは,緊張した面持ちで乃木様の待つ席へと行き,腰を下ろした。
「今日はお願いします」
「こちらこそ。」
あたしは,乃木様の手を取りアルコール消毒をした後,早速プレパレーションし,ベースジェルを塗ろうとした時,
「あのっ…爪削らないの?いつも,愛琉さんは削ってたんだけど…」
乃木様は,心配になったのか,あたしの手を止めさせる。
「あたしの愛用してるジェルは,爪をファイルで爪の表面軽く傷付けなくても爪に定着してくれるジェルなので,削らなくても大丈夫なんですよ」
あたしは愛用してる…使用するジェルの説明をすると,乃木様は,何も言わずに作業を進めさせてくれた。
親指以外の人差し指から小指までにベースジェルを塗り終えると,ジェルを硬化させる為ライトに当てて貰える様伝え,その間に反対側の爪にもベースジェルを塗り始めた。
全ての指にベースジェルの硬化も終わり,カラージェルを塗ろうとした時だった。
「…お願い…聞いて貰えますか?」
「お願い…ですか?何でしょう??」
あたしは,手を止め聞いてみると,乃木様は,『コクン』っと頷く。
「あなたのしてるネイル…」
「このラグラメですか?」
「ラグラメっていうのね。そのネイル…まるで白い紫陽花みたいに見えて綺麗ね」
「ありがとうございます」
あたしは,少し照れながらお礼を言った。
「あの,それで,このラグラメがどうかしましたか?」
「出来れば…でいいんだけど…私の爪にもして頂けないかと…」
「同じのでいいんですか?」
あたしが聞き返すと,乃木様は,微笑みながら縦に1つ頷き返した。