『One more Love♡』
「あら,雅どうしたの?」
「〝 どうしたの?〟じゃないだろ。慎が言ったんだろ?璃桜の体調が思わしくないから,手が空いたら診察に来てくれって…」
雅さんが呆れた様な口調で慎さんに話すと,慎さんは,忘れてたのか,苦笑いをしている。
「んで,璃桜は…」
「みやくん」
雅さんの視線が,慎さんからあたしの方へと向く。
「璃桜,居たのか。気付かなかった」
苦笑いしながら,雅さんは璃桜くんの頬を触る。
「ちょっと,雅?診察するなら,2階へ上がってしてくれるかしら?」
「分かってるって。2階の鍵貸してくれよ。」
「鍵なら,ココちゃんが持ってるから,一緒に行ってちょうだい。」
「ココちゃん?」
この時,やっと雅さんは,璃桜くんを抱っこしてるあたしが誰なのか気付いた。
「あっ。弥姫の友達の…」
「はっ,はい。昨日は,イキナリおじゃましてすみませんでした…」
あたしは頭を下げ,雅さんと一緒に2階へ向かう為,乃木様と慎さんに,失礼しますの意を込めて,一礼をした。
「ワタシも,後で上に行くから,それまでお願いね」
慎さんにそう言われ,あたしは慎さんに目で合図し,2階へと歩き始めた時,乃木様が慎さんを呼ぶ声だけ聞こえたが,何の話をしたかまでは聞こえては来なかった。
慎さんの自宅となる2階の鍵を開け,中に入ると雅さんが先に中へ入りそのまま進んで行き,あたしは雅さんの後ろをついて行った。
「ここに璃桜を下ろしてくれ」
「はっ,はい」
あたしは言われた通り,璃桜くんをベッドの上に下ろした。
「璃桜,どこか辛いとこないか?」
「ないよ?すこちまえは,おねちゅがあったのかちんどかったけど…いまはだいじょうう」
「そか。」
雅さんは,璃桜くんを触診する。
「ん,問題なさそうだな。きっと,知恵熱がでたんだろう…」
「しっかり水分補給させて,ゆっくり休めたら熱も下がるよ」
「良かったぁ。良かったね,璃桜くん」
あたしは,ベッドに腰を掛けて璃桜くんを抱き締めると,
「うん。みやくん,ありやと」
璃桜くんは,雅さんにお礼を言った後,あたしの胸に顔を埋める様にして抱き着き返してきた。
一瞬,ビックリしたが,あたしは璃桜くんを愛しく思い撫でたのだ。
「ココ…ちゃんだったかな?」
「は,はいっ。」
「もう,大丈夫なのか?」
「えっ?」
あたしは,璃桜くんを撫でている手を思わず止める。
「何があったかまでは,敢えて聞かないが…大丈夫そうならいいんだ。」
「………。」
「改めて自己紹介しとくよ。オレは,鴻上 雅‹ コウガミ ミヤビ›。美容専門の医師だけど,美容専門医師になる前は,小児科に居たんだ。慎とは高校時代からの親友で今も仲がいい。」
「あたしは,五十嵐 心です。弥姫とは,専門学校からの親友です。後…雅…先生と弥姫が付き合ってるって事は,弥姫から聞いてます」
「そっ,そうか。聞いたのか」
あたしは,『コクン』っとだけ首を縦に1つ振った。
「まぁ,聞いてるなら,話は早い。これから弥姫を通じて色々接点も出てくるだろうから,よろしくな」
「何が,よろしくなの?」
部屋の扉に腕を組んで凭れる慎さんが,声を掛けてくる。
「慎,いつの間に居たんだよ」
「少し前よ。璃桜の容態は?」
「大丈夫だ。知恵熱が出たんだろう」
慎さんは,雅先生から璃桜くんの容態を聞き,安心したようだった。
「……にしても,璃桜には驚かされたよ」
「ああ,ココちゃんとの仲の良さに…でしょ?」
「ああ。璃桜って誰にでも懐かないだろ?」
「ええ。何故かココちゃんには,会った瞬間から懐いてるのよね。」
それを聞いた雅先生は,何か考え込むかの様に黙り込む。
「雅?」
「あ…ぃゃ…案外いい傾向なのかもな…」
「どう言う事?」
雅先生は,意味深な事だけ言って慎さんの問に答えなかったのだ。
「〝 どうしたの?〟じゃないだろ。慎が言ったんだろ?璃桜の体調が思わしくないから,手が空いたら診察に来てくれって…」
雅さんが呆れた様な口調で慎さんに話すと,慎さんは,忘れてたのか,苦笑いをしている。
「んで,璃桜は…」
「みやくん」
雅さんの視線が,慎さんからあたしの方へと向く。
「璃桜,居たのか。気付かなかった」
苦笑いしながら,雅さんは璃桜くんの頬を触る。
「ちょっと,雅?診察するなら,2階へ上がってしてくれるかしら?」
「分かってるって。2階の鍵貸してくれよ。」
「鍵なら,ココちゃんが持ってるから,一緒に行ってちょうだい。」
「ココちゃん?」
この時,やっと雅さんは,璃桜くんを抱っこしてるあたしが誰なのか気付いた。
「あっ。弥姫の友達の…」
「はっ,はい。昨日は,イキナリおじゃましてすみませんでした…」
あたしは頭を下げ,雅さんと一緒に2階へ向かう為,乃木様と慎さんに,失礼しますの意を込めて,一礼をした。
「ワタシも,後で上に行くから,それまでお願いね」
慎さんにそう言われ,あたしは慎さんに目で合図し,2階へと歩き始めた時,乃木様が慎さんを呼ぶ声だけ聞こえたが,何の話をしたかまでは聞こえては来なかった。
慎さんの自宅となる2階の鍵を開け,中に入ると雅さんが先に中へ入りそのまま進んで行き,あたしは雅さんの後ろをついて行った。
「ここに璃桜を下ろしてくれ」
「はっ,はい」
あたしは言われた通り,璃桜くんをベッドの上に下ろした。
「璃桜,どこか辛いとこないか?」
「ないよ?すこちまえは,おねちゅがあったのかちんどかったけど…いまはだいじょうう」
「そか。」
雅さんは,璃桜くんを触診する。
「ん,問題なさそうだな。きっと,知恵熱がでたんだろう…」
「しっかり水分補給させて,ゆっくり休めたら熱も下がるよ」
「良かったぁ。良かったね,璃桜くん」
あたしは,ベッドに腰を掛けて璃桜くんを抱き締めると,
「うん。みやくん,ありやと」
璃桜くんは,雅さんにお礼を言った後,あたしの胸に顔を埋める様にして抱き着き返してきた。
一瞬,ビックリしたが,あたしは璃桜くんを愛しく思い撫でたのだ。
「ココ…ちゃんだったかな?」
「は,はいっ。」
「もう,大丈夫なのか?」
「えっ?」
あたしは,璃桜くんを撫でている手を思わず止める。
「何があったかまでは,敢えて聞かないが…大丈夫そうならいいんだ。」
「………。」
「改めて自己紹介しとくよ。オレは,鴻上 雅‹ コウガミ ミヤビ›。美容専門の医師だけど,美容専門医師になる前は,小児科に居たんだ。慎とは高校時代からの親友で今も仲がいい。」
「あたしは,五十嵐 心です。弥姫とは,専門学校からの親友です。後…雅…先生と弥姫が付き合ってるって事は,弥姫から聞いてます」
「そっ,そうか。聞いたのか」
あたしは,『コクン』っとだけ首を縦に1つ振った。
「まぁ,聞いてるなら,話は早い。これから弥姫を通じて色々接点も出てくるだろうから,よろしくな」
「何が,よろしくなの?」
部屋の扉に腕を組んで凭れる慎さんが,声を掛けてくる。
「慎,いつの間に居たんだよ」
「少し前よ。璃桜の容態は?」
「大丈夫だ。知恵熱が出たんだろう」
慎さんは,雅先生から璃桜くんの容態を聞き,安心したようだった。
「……にしても,璃桜には驚かされたよ」
「ああ,ココちゃんとの仲の良さに…でしょ?」
「ああ。璃桜って誰にでも懐かないだろ?」
「ええ。何故かココちゃんには,会った瞬間から懐いてるのよね。」
それを聞いた雅先生は,何か考え込むかの様に黙り込む。
「雅?」
「あ…ぃゃ…案外いい傾向なのかもな…」
「どう言う事?」
雅先生は,意味深な事だけ言って慎さんの問に答えなかったのだ。