『One more Love♡』
翌朝,あたしは手に温もりを感じて目が覚めると,
「……っ?!((し,慎さんといつの間にか指が絡まってるっ))」
あたしは内心焦ったが,取り敢えず慎さんと璃桜くんにバレない様に深呼吸をして,ゆっくりと絡まってる指を解いた。
「ん…」
一瞬,起こしてしまったかと『ビクッ』となったが,そのまま寝てたので安心した。
「((時間的にも,朝食作って起こしに来たら丁度いい時間帯かな))」
あたしは,こっそりとベッドから出てキッチンへと向かい,軽く朝食を3人分作り始めた。
しばらくすると,『カチャ』っとドアの開く音と共に,
〝ココちゃん,おはよ~ 〟っと寝惚け眼で慎さんがやって来た。
「慎さん,おはようございます,まだ寝てても良かったんですよ?朝食出来たら起こしに行くつもりでしたから」
「ありがとう。準備手伝うわ」
「じゃぁ,そっちお願いします」
慎さんは,〝了解 〟っと言って手際よく手伝ってくれて,
思ってた時間よりも早く朝食が出来上がった。
「璃桜くん,起こして来ますね」
「待って。まだ起こすには時間が少し早いわ。もう少し寝かせてあげましょう」
「そうなんですね。分かりました」
あたしは,そう言うと慎さんと2人でソファーに座った。
「昨日は,変な話してごめんなさいね」
「えっ?変な話しなんて…そんな事ないですよ」
「でも…ワタシまでココちゃんに甘えた感じになったでしょ?イキナリ抱き締めちゃったし…」
「あ…」
あたしの顔が紅くなるのが分かった。
「だから,ありがとね。そして璃桜の事,これからも気にかけてあげてくれると嬉しいわ」
「はい。あたしも,璃桜くん可愛くて好きですから」
あたしは,慎さんにそう言うと,
「きっと,ココちゃんがそう思ってくれてるのが,璃桜にも伝わってるのね,だから璃桜もココちゃんにすぐ懐いたんだわ」
〝 そうだと嬉しいです〟っとあたしは言うと,ある事を思い出して慎さんに伝える。
「慎さん,あたし今日出掛けて来てもいいですか?」
「?もちろん…いいけど…」
「…?あの…」
歯切れの悪い言い方が気になり尋ねると,
「璃桜の体調次第で,保育所に連れて行って欲しかったんだけど…ムリかしら?ワタシ今日,スタジオに行かなきゃいけなくて…連れて行けそうにないのよ…」
「保育所に連れて行くのは,構いませんが…あたし,今日もバイト休みなので,良かったら璃桜くんの事見てますよ?」
「えっ…でも…出掛けるって…」
「はい…バイト先に少し用事があって行きますけど,その後は,必要な物を買いに行こうかと…」
慎さんは,あたしの言った事に悩んでる風だった。
「璃桜が一緒でもいいの?」
「はい。璃桜くん次第で…ってなりますけど…あたしは,全然大丈夫ですよ」
「じゃぁ,璃桜がココちゃんと一緒に居たいと言ったらお願い出来るかしら?昨日は,知恵熱出してたけど…数日前は,風邪ひいてて,治りかけに昨日の熱だから,心配はあったのよ」
「はい」
あたしは,微笑みながら返事をする。
「……っ?!((し,慎さんといつの間にか指が絡まってるっ))」
あたしは内心焦ったが,取り敢えず慎さんと璃桜くんにバレない様に深呼吸をして,ゆっくりと絡まってる指を解いた。
「ん…」
一瞬,起こしてしまったかと『ビクッ』となったが,そのまま寝てたので安心した。
「((時間的にも,朝食作って起こしに来たら丁度いい時間帯かな))」
あたしは,こっそりとベッドから出てキッチンへと向かい,軽く朝食を3人分作り始めた。
しばらくすると,『カチャ』っとドアの開く音と共に,
〝ココちゃん,おはよ~ 〟っと寝惚け眼で慎さんがやって来た。
「慎さん,おはようございます,まだ寝てても良かったんですよ?朝食出来たら起こしに行くつもりでしたから」
「ありがとう。準備手伝うわ」
「じゃぁ,そっちお願いします」
慎さんは,〝了解 〟っと言って手際よく手伝ってくれて,
思ってた時間よりも早く朝食が出来上がった。
「璃桜くん,起こして来ますね」
「待って。まだ起こすには時間が少し早いわ。もう少し寝かせてあげましょう」
「そうなんですね。分かりました」
あたしは,そう言うと慎さんと2人でソファーに座った。
「昨日は,変な話してごめんなさいね」
「えっ?変な話しなんて…そんな事ないですよ」
「でも…ワタシまでココちゃんに甘えた感じになったでしょ?イキナリ抱き締めちゃったし…」
「あ…」
あたしの顔が紅くなるのが分かった。
「だから,ありがとね。そして璃桜の事,これからも気にかけてあげてくれると嬉しいわ」
「はい。あたしも,璃桜くん可愛くて好きですから」
あたしは,慎さんにそう言うと,
「きっと,ココちゃんがそう思ってくれてるのが,璃桜にも伝わってるのね,だから璃桜もココちゃんにすぐ懐いたんだわ」
〝 そうだと嬉しいです〟っとあたしは言うと,ある事を思い出して慎さんに伝える。
「慎さん,あたし今日出掛けて来てもいいですか?」
「?もちろん…いいけど…」
「…?あの…」
歯切れの悪い言い方が気になり尋ねると,
「璃桜の体調次第で,保育所に連れて行って欲しかったんだけど…ムリかしら?ワタシ今日,スタジオに行かなきゃいけなくて…連れて行けそうにないのよ…」
「保育所に連れて行くのは,構いませんが…あたし,今日もバイト休みなので,良かったら璃桜くんの事見てますよ?」
「えっ…でも…出掛けるって…」
「はい…バイト先に少し用事があって行きますけど,その後は,必要な物を買いに行こうかと…」
慎さんは,あたしの言った事に悩んでる風だった。
「璃桜が一緒でもいいの?」
「はい。璃桜くん次第で…ってなりますけど…あたしは,全然大丈夫ですよ」
「じゃぁ,璃桜がココちゃんと一緒に居たいと言ったらお願い出来るかしら?昨日は,知恵熱出してたけど…数日前は,風邪ひいてて,治りかけに昨日の熱だから,心配はあったのよ」
「はい」
あたしは,微笑みながら返事をする。