『One more Love♡』
「…((わぁ~確かにワンサイズ上げると,胸元が綺麗に見える…))」
「どう?」
「あ…はい。確かにワンサイズ上げた方が胸元が綺麗に見えます」

あたしは,フィッティングルームのカーテン越しに乃木さんと会話すると,乃木さんは,〝失礼します…〟っと中に入って来る。

「ん。上手く着用してますね。肩紐の長さも良さそうだし,横のcupに入れないとダメな部分も綺麗に収まってる」

乃木さんは,白い手袋を嵌めてあたしの着用したブラのフィット感を確認してくれる。

「やっぱり,ワンサイズ上のGカップにして正解かな。もし,ワンサイズ下のままがいいなら,アンダーを1つ上げて着用したら行けるかもだけど…もしかしたら,ここまでフィットしないかも知れないわ」
「…そうなんですね…」

あたしは専門知識がない為,頷くしか出来なかった。
< 54 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop