『One more Love♡』
「じゃぁ,ワンサイズ上げたGカップのブラとのセットにします。」
「その方がいいわ」
乃木さんも『うんうん』っと首を縦に振る。
「何着か欲しい…って…言ってたけど…一気に買っちゃって大丈夫?cupが大きいと金額が…」
「そうなんですよね…でも,ないと困るし…」
あたしが,うーん…っと悩んでると,
「提案だけど…気に入った1セットは,こっちから選んで,後は…デザインとか気にしないなら…在庫処分しないといけないのが何点かあるのよ。それなら,安くお売り出来るけど…どう?」
「いいんですか?」
「ええ。すぐに持って来させるわ。」
乃木さんは,ポケットの中からiPhoneを取り出し誰かに電話を掛け,内容だけ話すと,電話を切った。
「あの…ホントにありがとうございます」
「ううん。その変わり,またネイルして下さると嬉しいわ」
「……分かりました。慎さんに,伝えときます」
あたしは,それだけ言うと,着ていた服に着替えて,フィッティングルームから出た時,
「るちあさ~ん,言われた箱持って来たよ」
「ありがとう天,助かったわ」
「いいけど…どうすんの…これ…」
「ん~ちょっとね…」
乃木さんは,箱を開き中を探る。
「あったあった…。」
乃木さんは,箱の中から,上下セットになったランジェリーを数点取り出して,あたしの方を振り向く。
「こんなデザインとかどう?」
「……ホントに,これ…在庫処分するランジェリーなんですか?」
あたしは,綺麗なデザインのランジェリーに驚く。
「そうなのよ。次から次と新しいデザインのランジェリーが入って来るからね。近いうちにSALEで出すつもりにしてただけだから,気に入ってくれたなら,安くするわよ」
「ありがとうございます。じゃぁ…お言葉に甘えて…」
あたしは,乃木さんが手にしてたランジェリーセットの中から黒・白・藤色の3セットを選ぶ。
「この3色のセットと,この深緑色で青の花柄が付いたセットにします」
「まぁ,こんなに買って下さるなんて,有難いわ」
「…いえ…ホントに,なくて困ってたので…」
あたしが『ボソッ』っと呟くと,乃木さんは首を傾げたが,レジの方へと向かっていた。
「…ってか,お姉さんキレイだね。彼氏とかいるのぉ?」
「えっ?えっと…」
あたしが誰だろう…と思ってると,
「こら,天(テン)!!」
いつの間にレジから戻って来たのか,乃木さんが,〝天〟っと呼んだ人の耳を引っ張る。
「その方がいいわ」
乃木さんも『うんうん』っと首を縦に振る。
「何着か欲しい…って…言ってたけど…一気に買っちゃって大丈夫?cupが大きいと金額が…」
「そうなんですよね…でも,ないと困るし…」
あたしが,うーん…っと悩んでると,
「提案だけど…気に入った1セットは,こっちから選んで,後は…デザインとか気にしないなら…在庫処分しないといけないのが何点かあるのよ。それなら,安くお売り出来るけど…どう?」
「いいんですか?」
「ええ。すぐに持って来させるわ。」
乃木さんは,ポケットの中からiPhoneを取り出し誰かに電話を掛け,内容だけ話すと,電話を切った。
「あの…ホントにありがとうございます」
「ううん。その変わり,またネイルして下さると嬉しいわ」
「……分かりました。慎さんに,伝えときます」
あたしは,それだけ言うと,着ていた服に着替えて,フィッティングルームから出た時,
「るちあさ~ん,言われた箱持って来たよ」
「ありがとう天,助かったわ」
「いいけど…どうすんの…これ…」
「ん~ちょっとね…」
乃木さんは,箱を開き中を探る。
「あったあった…。」
乃木さんは,箱の中から,上下セットになったランジェリーを数点取り出して,あたしの方を振り向く。
「こんなデザインとかどう?」
「……ホントに,これ…在庫処分するランジェリーなんですか?」
あたしは,綺麗なデザインのランジェリーに驚く。
「そうなのよ。次から次と新しいデザインのランジェリーが入って来るからね。近いうちにSALEで出すつもりにしてただけだから,気に入ってくれたなら,安くするわよ」
「ありがとうございます。じゃぁ…お言葉に甘えて…」
あたしは,乃木さんが手にしてたランジェリーセットの中から黒・白・藤色の3セットを選ぶ。
「この3色のセットと,この深緑色で青の花柄が付いたセットにします」
「まぁ,こんなに買って下さるなんて,有難いわ」
「…いえ…ホントに,なくて困ってたので…」
あたしが『ボソッ』っと呟くと,乃木さんは首を傾げたが,レジの方へと向かっていた。
「…ってか,お姉さんキレイだね。彼氏とかいるのぉ?」
「えっ?えっと…」
あたしが誰だろう…と思ってると,
「こら,天(テン)!!」
いつの間にレジから戻って来たのか,乃木さんが,〝天〟っと呼んだ人の耳を引っ張る。