『One more Love♡』
「………」
「機嫌…直してくれた?」
慎さんは,カートを押す手を止めてあたしの顔を覗き込む。
「………っ」
「ココちゃん…怒っちゃった?」
慎さんが,オロオロとし出すのを見て,思わずあたしは『クスッ』っと笑ってしまった。
「ココちゃん?!」
「元より,怒ってませんよ。それに…あたし達がケンカしたら,璃桜くんが不安がっちゃいます」
あたしは,眉毛をハの字にしてカートに座る璃桜くんを抱き上げる。
「ココたん…」
「大丈夫だよ。ココちゃんとパパはケンカしてるワケじゃないからね」
「ほんと?」
「ホント,ホント。 ね,慎さん?」
あたしが慎さんに話を振る。
「ええ。ケンカしてないから大丈夫,ココちゃんの事をからかってただけよ。」
慎さんが璃桜くんの額に額を『コツン』っと合わせて微笑むと,璃桜くんも安心したのか笑ってくれたのだ。
「さて,オムライスの材料買って帰りましょう」
慎さんが,璃桜くんから額を離してそう言うと,あたしと璃桜くんは頷いた。
あたしは,璃桜くんを抱っこしたまま歩き出すと,
「ココたん…いいの?」
「ん。不安にさせちゃったからね」
「ココたん,おててちゅなぎたい」
璃桜くんなりに考えてくれたのだろう…。あたしは,璃桜くんを下に下ろすと,仲良く手を繋ぎ,買い物を続けた。
「機嫌…直してくれた?」
慎さんは,カートを押す手を止めてあたしの顔を覗き込む。
「………っ」
「ココちゃん…怒っちゃった?」
慎さんが,オロオロとし出すのを見て,思わずあたしは『クスッ』っと笑ってしまった。
「ココちゃん?!」
「元より,怒ってませんよ。それに…あたし達がケンカしたら,璃桜くんが不安がっちゃいます」
あたしは,眉毛をハの字にしてカートに座る璃桜くんを抱き上げる。
「ココたん…」
「大丈夫だよ。ココちゃんとパパはケンカしてるワケじゃないからね」
「ほんと?」
「ホント,ホント。 ね,慎さん?」
あたしが慎さんに話を振る。
「ええ。ケンカしてないから大丈夫,ココちゃんの事をからかってただけよ。」
慎さんが璃桜くんの額に額を『コツン』っと合わせて微笑むと,璃桜くんも安心したのか笑ってくれたのだ。
「さて,オムライスの材料買って帰りましょう」
慎さんが,璃桜くんから額を離してそう言うと,あたしと璃桜くんは頷いた。
あたしは,璃桜くんを抱っこしたまま歩き出すと,
「ココたん…いいの?」
「ん。不安にさせちゃったからね」
「ココたん,おててちゅなぎたい」
璃桜くんなりに考えてくれたのだろう…。あたしは,璃桜くんを下に下ろすと,仲良く手を繋ぎ,買い物を続けた。