『One more Love♡』
「んん"ーーーっ。ちょっとお2人さん?あたしが居るつて事忘れてない?」

弥姫の声に,あたしと慎さんは『パッ』っと離れる。

「んゅ?パパとココたん…どちたの?おかおまっかよ?」
「ん~ん何でもないよ」

あたしは,お絵描きに夢中になってた璃桜くんの頭を撫でる。

「そだ!!璃桜,ココちゃん」
「はい?「 」んゅ?」

璃桜くんと2人そろって首を横に傾げる。

「弥姫ちゃんに3人の写メ撮って貰いましょうよ」
「へっ?」
「おちゃちん,とゆ~♪」
「弥姫ちゃんに聞いたわよ?ココちゃん,待ち受け画面,璃桜とのツーショットなんですって?」
「あ……」

あたしは,思わず弥姫の方を見ると,弥姫は舌を『べー』っと出して笑って居た。

「そうと決まれば…璃桜,ここにおいで」
「ぁ~ぃ」

璃桜くんは,お絵描きする手を止め,慎さんに言われた通りにすると,慎さんは,あたしに向かって〝ほら,ココちゃんは,ワタシの横に来て〟っと言ってくる。
あたしは,言われた通り慎さんの横に座ると,弥姫がスマホを持って近くまでやって来た。

「はーーーい。じゃぁ撮るよー…はい,チーズ」
『パシャッ』
「もう1枚……はい,チーーズ」
『パシャッ』
「ん。いい写メ撮れたと思うよ」

弥姫が保存した2枚の写メを透かさずあたしのスマホに送ってくれた。
『ティロリロリーン…ティロリロリーン…』

「ココのスマホにLINEで写メ送っておいたからね」
「ありがとう」
「慎さんのスマホにも送っときますね」
「ありがとう,後で待ち受け画面に使うわ」

慎さんがそう言うと弥姫は,〝2人でお揃いの待ち受けとか仲良すぎですってば〟っと冷やかしを入れる。

「別にいいじゃない。好きなんだから」
「し,慎さんっ?!」
「ボクもしゅき~」
「り,璃桜くんまでっ…」

あたしは,慎さんと璃桜くん2人に抱きつかれ,アタフタとしてると,シャッターチャンスと言わんばかりに,『パシャッ』っと撮られた。

「ちょっ,弥姫っ!!?何撮って…」
「んー?りっくんと慎さんに抱きつかれて真っ赤になってるココの写メ♪」

『ティロリロリーン』っとあたしのスマホが再び受信音を告げる。

「ココのスマホに送っといたよ~」
「………見るの恥ずかしいんだけど…」
「あらぁ。恥ずかしがる事ないじゃない,ねぇ,弥姫ちゃんもそう思うわよねぇ」
「えっ?」
「だって雅のスマホの待ち受け2人の…」
「わーーーーーっ!!!」

弥姫が慎さんの言葉に慌て出すと,後ろから〝何,叫んでンだ?〟っと尋ねながら,雅先生が入って来たのだ。
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