『One more Love♡』
「気を付けて…」
「はい…」
あたしは,璃桜くんが起きない様に布団へゆっくりと下ろす。
「いつも,保育所でこの時間帯は,お昼寝してるから眠かったのかも知れないわね」
慎さんは,璃桜くんの頭を撫でる。
「ね,慎さん…1つ聞いてもいい?」
「ん?」
「この部屋って…一体…」
あたしは昨日から気になってた事を聞いてみた。
「あぁ~。この部屋はね,璃桜が生まれてすぐって言ってもいいぐらいの時にワタシ1人で育てる事になったでしょ?」
あたしは,昨日聞いた話を元に『コクンッ』っと頷く。
「それで,璃桜が体調崩してる時とか,3階の部屋だと分からないから,目の届く範囲内で璃桜の簡易的部屋を作ったのよ」
「じゃぁ…この部屋は,璃桜くんのもう1つのお部屋って事ですか?」
「そうよ。だから,璃桜の物がたくさんあるでしょ?」
あたしは辺りを見渡してみる。
「…((ホントだぁ~。璃桜くんのおもちゃや,服がたくさん置いてある…))」
「……ココちゃん…もしかして…何か変な風に思ってたりした…とか?」
あたしは,図星を突かれ思わず俯く。
「ココちゃん?」
「……」
「何か気になる事あるなら,聞いて?」
「な…何でもないです…」
あたしは俯いたままリビングへと先に戻ろうとすると,慎さんに腕を掴まれそのまま抱き締められた。
「……っ!!」
「ウソ。何でもない…って顔してない。何か気になる事があるなら聞いて?怒ったりもしないから。それに…聞いてくれなきゃ分からないじゃない」
慎さんは,あたしの身体を強く抱く。
「……かと思ったんです…」
「えっ?」
「……元奥さんが使ってた部屋なのかも…って思ったんです…。もしそうなら,本来ならあたしが入っちゃいけない場所なんじゃ…とか…」
あたしがそこまで話すと,慎さんは,あたしの耳元に『チュッ』っとキスをして来た。
「……えっ」
「元奥さんの部屋でもなければ,元奥さんはここには住んでなかったわよ」
あたしは,慎さんの顔を見上げる。
「璃桜が生まれた時は,ワタシまだ1スタッフとして働いてる時だったの。だから,ここじゃなくてマンションで暮らしてたのよ」
「じゃぁ…ここには…」
「そう。離婚後,自分の店に…っと思った物件がやっと見付かって現在に至るのよ。だから,前の奥さんはこの家に入った事はないわ。女性で入った事があるとすれば…」
「……弥姫…ですか?」
「えっ?」
慎さんは驚いてる様だった。
「璃桜くんが懐いてる女性…って考えたら,弥姫ぐらいしか思い当たりませんでしたから…違い…ますか?」
「違わないわよ。弥姫ちゃんだけよ。璃桜が体調崩して保育所休んでる時とかで,ワタシが仕事中の時に,様子見にこの部屋に来て貰ってたから…」
「……じゃぁ…弥姫以外だと,あたしだけ…ですか?」
慎さんは,『ニコッ』っと笑って〝そうよ〟っと答えてくれて,あたしはその答えが自分が思ってるよりも嬉しかったのか,いつの間にか慎さんを抱き締め返していた。
「はい…」
あたしは,璃桜くんが起きない様に布団へゆっくりと下ろす。
「いつも,保育所でこの時間帯は,お昼寝してるから眠かったのかも知れないわね」
慎さんは,璃桜くんの頭を撫でる。
「ね,慎さん…1つ聞いてもいい?」
「ん?」
「この部屋って…一体…」
あたしは昨日から気になってた事を聞いてみた。
「あぁ~。この部屋はね,璃桜が生まれてすぐって言ってもいいぐらいの時にワタシ1人で育てる事になったでしょ?」
あたしは,昨日聞いた話を元に『コクンッ』っと頷く。
「それで,璃桜が体調崩してる時とか,3階の部屋だと分からないから,目の届く範囲内で璃桜の簡易的部屋を作ったのよ」
「じゃぁ…この部屋は,璃桜くんのもう1つのお部屋って事ですか?」
「そうよ。だから,璃桜の物がたくさんあるでしょ?」
あたしは辺りを見渡してみる。
「…((ホントだぁ~。璃桜くんのおもちゃや,服がたくさん置いてある…))」
「……ココちゃん…もしかして…何か変な風に思ってたりした…とか?」
あたしは,図星を突かれ思わず俯く。
「ココちゃん?」
「……」
「何か気になる事あるなら,聞いて?」
「な…何でもないです…」
あたしは俯いたままリビングへと先に戻ろうとすると,慎さんに腕を掴まれそのまま抱き締められた。
「……っ!!」
「ウソ。何でもない…って顔してない。何か気になる事があるなら聞いて?怒ったりもしないから。それに…聞いてくれなきゃ分からないじゃない」
慎さんは,あたしの身体を強く抱く。
「……かと思ったんです…」
「えっ?」
「……元奥さんが使ってた部屋なのかも…って思ったんです…。もしそうなら,本来ならあたしが入っちゃいけない場所なんじゃ…とか…」
あたしがそこまで話すと,慎さんは,あたしの耳元に『チュッ』っとキスをして来た。
「……えっ」
「元奥さんの部屋でもなければ,元奥さんはここには住んでなかったわよ」
あたしは,慎さんの顔を見上げる。
「璃桜が生まれた時は,ワタシまだ1スタッフとして働いてる時だったの。だから,ここじゃなくてマンションで暮らしてたのよ」
「じゃぁ…ここには…」
「そう。離婚後,自分の店に…っと思った物件がやっと見付かって現在に至るのよ。だから,前の奥さんはこの家に入った事はないわ。女性で入った事があるとすれば…」
「……弥姫…ですか?」
「えっ?」
慎さんは驚いてる様だった。
「璃桜くんが懐いてる女性…って考えたら,弥姫ぐらいしか思い当たりませんでしたから…違い…ますか?」
「違わないわよ。弥姫ちゃんだけよ。璃桜が体調崩して保育所休んでる時とかで,ワタシが仕事中の時に,様子見にこの部屋に来て貰ってたから…」
「……じゃぁ…弥姫以外だと,あたしだけ…ですか?」
慎さんは,『ニコッ』っと笑って〝そうよ〟っと答えてくれて,あたしはその答えが自分が思ってるよりも嬉しかったのか,いつの間にか慎さんを抱き締め返していた。