夢原夫婦のヒミツ
そのまま彼はリビングへ向かいソファに私を座らせると、救急箱を持ってきて、慣れた手つきで湿布を貼り包帯を巻いていく。
「これでよし、と。大丈夫か?」
「はい、ありがとうございました」
しっかり包帯で固定されているからか、先ほどのような痛みを感じない。
「軽い捻挫だと思うが、今日明日と安静にしても痛みが引かないようだったら、月曜日受診した方がいい」
「……はい、わかりました」
私の返事を聞き、大和さんは安心した顔を見せるとそのまま私の隣に腰を下ろした。
隣を見ると、大和さんも私を見つめていて目が合う。すると彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「今日は悪かった。……愛実と佐介くんのことが気になって、後をつけていたんだ」
「後をつけていたって……えっ!?」
にわかには信じがたい話に大きな声を上げてしまった。
嘘でしょ、本当に!? 大和さん、ずっと私と佐介の後をつけていたの? どうしてそんなことをしたの?
だって大和さん、朝は笑顔で送り出してくれたよね?
目を白黒させていると、彼は難しい顔をしながら頭を掻いた。
「これでよし、と。大丈夫か?」
「はい、ありがとうございました」
しっかり包帯で固定されているからか、先ほどのような痛みを感じない。
「軽い捻挫だと思うが、今日明日と安静にしても痛みが引かないようだったら、月曜日受診した方がいい」
「……はい、わかりました」
私の返事を聞き、大和さんは安心した顔を見せるとそのまま私の隣に腰を下ろした。
隣を見ると、大和さんも私を見つめていて目が合う。すると彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「今日は悪かった。……愛実と佐介くんのことが気になって、後をつけていたんだ」
「後をつけていたって……えっ!?」
にわかには信じがたい話に大きな声を上げてしまった。
嘘でしょ、本当に!? 大和さん、ずっと私と佐介の後をつけていたの? どうしてそんなことをしたの?
だって大和さん、朝は笑顔で送り出してくれたよね?
目を白黒させていると、彼は難しい顔をしながら頭を掻いた。