夢原夫婦のヒミツ
「愛実はどう思っているかわからないけど……一緒に暮らし始めてから寝室を別にしたのも、ワケがあって……」
それはきっと、私がずっと聞きたかったこと。
「教えてください。どうして私たち夫婦になったのに寝室が別なんですか? ……それにその、どうして夫婦らしいことをなにもしてくれないんですか?」
「それは……」
言いかけて彼は言葉を詰まらせる。
大和さんが言わないなら、私が言う。でないと、いつまで経っても前に進めないでしょ?
「私は大和さんとキスしたいです! その先のことだってしたい。……これまでさり気なくキスをせがんでも、全然してくれなくてずっと寂しい思いをしてきました」
ずっと恥ずかしくて怖くて、なかなか言えずにいた自分の想い。
「大和さんが私になにもしてこないのは、私に女としての魅力が足りないのかなとか、もしかしたら大和さんは同情で結婚してくれたのかもしれないとか、色々と悩んでいました」
「そんなっ……! そんなわけないだろ!?」
そう言うと大和さんは私の肩を掴んだ。
それはきっと、私がずっと聞きたかったこと。
「教えてください。どうして私たち夫婦になったのに寝室が別なんですか? ……それにその、どうして夫婦らしいことをなにもしてくれないんですか?」
「それは……」
言いかけて彼は言葉を詰まらせる。
大和さんが言わないなら、私が言う。でないと、いつまで経っても前に進めないでしょ?
「私は大和さんとキスしたいです! その先のことだってしたい。……これまでさり気なくキスをせがんでも、全然してくれなくてずっと寂しい思いをしてきました」
ずっと恥ずかしくて怖くて、なかなか言えずにいた自分の想い。
「大和さんが私になにもしてこないのは、私に女としての魅力が足りないのかなとか、もしかしたら大和さんは同情で結婚してくれたのかもしれないとか、色々と悩んでいました」
「そんなっ……! そんなわけないだろ!?」
そう言うと大和さんは私の肩を掴んだ。