夢原夫婦のヒミツ
一瞬フリーズするも、蘭の言っていることを理解してギョッとなる。
「そんな私が大和さんを好き、だなんて……! あり得ないでしょ! だって七歳も年上で、大人の男性なのに」
両手をブンブン振って否定するものの、蘭と佐介は顔を見合わせ苦笑いした。
そして再び私に目を向ける。
「どうしてあり得ないの? それに好きになるのに年齢とか関係ある?」
「そうだぞ、愛実。それに七歳しか違わないだろ? うちの両親なんて十歳も歳が離れているんだからな」
「それはそうだけど……」
たしかに佐介の両親は、十歳の歳の差がある。でも、いつも仲が良くて近所でも有名なおしどり夫婦だ。
「それに私も佐介も、愛実から毎日同じ異性の話を聞くのは初めてよ? ね、佐介」
蘭に言われ、佐介は大きく頷いた。
「あぁ。なにより大和さんの話をするときの愛実、いっつも嬉しそうっていうか、幸せそうっていうか……。見ているこっちが恥ずかしくなるくらいだ」
気まずそうに話す佐介に蘭は笑い、私は戸惑いを隠せなくなる。
「そんな私が大和さんを好き、だなんて……! あり得ないでしょ! だって七歳も年上で、大人の男性なのに」
両手をブンブン振って否定するものの、蘭と佐介は顔を見合わせ苦笑いした。
そして再び私に目を向ける。
「どうしてあり得ないの? それに好きになるのに年齢とか関係ある?」
「そうだぞ、愛実。それに七歳しか違わないだろ? うちの両親なんて十歳も歳が離れているんだからな」
「それはそうだけど……」
たしかに佐介の両親は、十歳の歳の差がある。でも、いつも仲が良くて近所でも有名なおしどり夫婦だ。
「それに私も佐介も、愛実から毎日同じ異性の話を聞くのは初めてよ? ね、佐介」
蘭に言われ、佐介は大きく頷いた。
「あぁ。なにより大和さんの話をするときの愛実、いっつも嬉しそうっていうか、幸せそうっていうか……。見ているこっちが恥ずかしくなるくらいだ」
気まずそうに話す佐介に蘭は笑い、私は戸惑いを隠せなくなる。