夢原夫婦のヒミツ
急いで電話の相手を確認すると、それは電話帳に登録されていない番号だった。
もしかして……!
ドキドキしながら電話に出ずにいると、少しして留守電に代わる。そして電話が途切れると、画面には伝言メッセージ一件ありの文字が。
やっぱりさっきの電話、大和さんからだ……!
大和さん、私の願いを叶えてくれたんだ。どうしよう、すごく嬉しい……!!
もし、本当に大和さんが伝言メッセージに残してくれたら、センター試験当日まで聞かないつもりだったけれど、だめだ我慢できそうにない。
大きく胸の鼓動を高鳴らせながら、伝言再生ボタンを押してスマホを耳に押し当てた。
『……初めまして、夢原大和です』
「大和さんの声だっ!」
聞こえてきた男性の柔らかい声に、ひとり歓声を上げてしまう。
その後も電話越しからは、大和さんの声が聞こえてくる。
『手紙、ありがとう。……いよいよセンター試験まであと少しだね。頑張って、愛実ちゃんなら絶対大丈夫だから。これまでの自分の努力を信じて。良い結果を聞けるのを楽しみにしています』
力強いエールに泣きそうになる。
もしかして……!
ドキドキしながら電話に出ずにいると、少しして留守電に代わる。そして電話が途切れると、画面には伝言メッセージ一件ありの文字が。
やっぱりさっきの電話、大和さんからだ……!
大和さん、私の願いを叶えてくれたんだ。どうしよう、すごく嬉しい……!!
もし、本当に大和さんが伝言メッセージに残してくれたら、センター試験当日まで聞かないつもりだったけれど、だめだ我慢できそうにない。
大きく胸の鼓動を高鳴らせながら、伝言再生ボタンを押してスマホを耳に押し当てた。
『……初めまして、夢原大和です』
「大和さんの声だっ!」
聞こえてきた男性の柔らかい声に、ひとり歓声を上げてしまう。
その後も電話越しからは、大和さんの声が聞こえてくる。
『手紙、ありがとう。……いよいよセンター試験まであと少しだね。頑張って、愛実ちゃんなら絶対大丈夫だから。これまでの自分の努力を信じて。良い結果を聞けるのを楽しみにしています』
力強いエールに泣きそうになる。