mirage of story












死ぬ前に、他にもやらなければならないことは沢山あった。
山ほどあった。




それはとても一人でやり切れることではなかった。

だけれどそんな中で、その沢山のやらなければならないことを差し置いて私が此処に居るのは、これが私にしか出来ないことだったから。



私は、一人ではやり切れないことを仲間に託した。
私を受け入れてくれた、大切な人達に。






















『.........私、けじめをつけに行く』



カイムに真実を打ち明け、そして受け入れられたあの日。
私はそう決断を下した。




私の思うようにすればいい。
カイムの言葉に、私は私にしか出来ないことをすると決めた。


私にしか出来ないこと。
それは過去と今のけじめをつけること。
シエラとルシアス、私の中に存在する二人の罪を清算すること。



そのことを私はカイムに、そしてジェイドさんや他の皆に伝えた。

一人で、ライルの元へ行くと。
それが自分が今一番しなければならないと決めたことだということを。




そして私がもしも無事に帰って来なかったとしても、私に構わずにやるべきことをやってほしい。
そう伝えた。









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