真実(まこと)の愛
「やっぱり……恭介さんのこと、よくお理解りなんですね」
麻琴は、自分が恭介と出会ってからまだ半年足らずなのをひしひしと感じた。
「恭介さんから、あなたと学生時代からイギリスへ立つ直前までつき合っていた、と聞きました」
すると、礼子はふっ、と笑った。
「そう……あいつ、わたしのことをあなたに言ったのね?」
その砕けた「呼び名」に、彼らの学生時代からの紆余曲折が顕れているように麻琴には感じられた。