フェイク☆マリッジ 〜ただいまセレブな街で偽装結婚しています!〜 【Berry’s Cafe Edition】
あれから、何年の月日が経ったと思っているのだろう?
わたしが小笠原と結婚してからでさえ、もう三年も過ぎたというのに……
こんなに時が経過してから「説明」されても、それこそ「今さら」だ。
たとえ誠心誠意、謝罪するつもりであっても……
たとえ地面にひれ伏してでも許しを乞うたとしても……
その結果、罪悪感が薄れて心が軽くなるのは……
——風間だけだ。
わたしの心にどんよりと居座った真っ黒な靄は、いつまで経っても消えることはない。
とにかく早くこの場から去ってほしい、という気持ちを込めて、わたしは訊いた。
「テレビ局のお偉いさんたちと裏庭へ行って、下見しなくてもいいの?」
「あぁ、いいんだ。東さんも加藤さんも気を利かせて、おまえと二人きりにしてくれてるだけだから」
風間はきっぱりと答えた。
「それに、彼らはは……全部、知ってるから」
——えっ?
「そもそも、この洋館の写真をレイカのSNSで見つけ、新しいドラマの企画を利用して彼らをここに連れてきたのは……おれだから」
——どういうこと……?