フェイク☆マリッジ 〜ただいまセレブな街で偽装結婚しています!〜 【Berry’s Cafe Edition】
それから、竜生くんに組んでもらっていたコーデを試着して、やっぱりどれもステキだったのでお買い上げすることにした。
コスメもちょうど試してみたかった最新の色があったりして、サンプルを付けてみて気に入ったものを全部お買い上げした。
本当はネイルもしようかな、と思ったけれども、残念ながらいつもお願いしているネイリストに先約があって、また今度となった。
——竜生くんと三上さんを同じ日に押さえられただけでも奇跡的だもんね……
サロンの従業員からペンとともに今日の料金が記されたカードが差し出され、さっと目を走らせてたわたしはサラサラっと署名する。
このあとホテルの会計に回されて、最終的には宿泊費と一緒に父の許へ請求されるのだ。
「レイカさま、本日もお越しくださり誠にありがとうございました。
お買い上げになりましたお品は、のちほどホテルのお部屋までお届けするよう手配しましたので」
「こちらこそ、今日も綺麗にしてくれてどうもありがとう」
従業員たちが整列してお辞儀するのを背に、わたしは上機嫌でサロンを出た。