しあわせ食堂の異世界ご飯3
「考えても俺にできることなんてないしなぁ……」
 門番はしがない兵士なので、リベルトに謁見することはない。上官を通せば話ができるかもしれないが、そのためには事の経緯も話さなければならなくなってしまう。
 それはリベルトの本意ではないはずだ。
 下っ端の自分にできることなんて、何もないなとため息をつく。以前のようにばったりお店で会う可能性も考えられるが、仕事の関係でそうそうしあわせ食堂に行くこともできない。
「……きっと料理を食べたいだけだろう。じゃなかったら、俺に聞くわけがないしな」
 もしもリントやアリアのことをきっちり調べていたのであれば、門番にこんなことを聞くはずがないのだ。
 あまり深く考えず仕事に戻ろうと、門番は今の出来事は気にしないことにした。
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