俺、男装少女だから。
体つきも、声も、中性的だからしょうがないと言えばしょうがないんだけど。



1人くらいは気づいちゃうと思ってたんだけどな。
拍子抜け。



『あ〜証拠見る?
元から胸がないから〜。
あ・・・ついてるかどうか見たら納得するっしょ?』



仕方がない、とベルトのバックルを外す。



「待った!十分信じたからそれ以上は脱がないで!!」



ズボンのファスナーに手をかけたところで、小野寺が俺の腕を掴んで、必死に止めに入った。



『いやぁ、良かったよ。止めてくれて。
正直俺だって見せたくなかったからさ〜。』



あはは〜、と笑ってベルトを締め直してソファに腰を下ろす。



「お前、女なのかよ。」



信じられねぇ、とでも言いたげな視線を各方向から向けられる。



そんなに信じてもらない事かね。
なんか複雑。



『そ、俺は正真正銘の女。』
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