海軍提督閣下は男装令嬢にメロメロです!
「よろしくアーサーさん!」
キュッと取られた右手が、燃えるようだと思った。
エレンと手に手を取り合うこの一瞬、エレンと触れ合う部分からトロトロにとろけて、互いの境界すら曖昧になって混じり合う、そんな妄想が脳裏によぎった。
エレンが握った手をほどけば、微かな寂寥感を覚える。
俺にとってエレンの輝く笑顔をこの目に映せること、それ以上に価値あることなど存在しない。ならば俺は、なにをもってしても守ろう。
俺が、俺のこの手でエレンを守る。いつかエレンの足元に伏せる、その日まで! ……いや、足元にひれ伏した後、俺はエレンの身も心も我がものとする。未来永劫にエレンは俺が守る!
「……なぁアーサーさん? やっぱ鼻息荒いよな?」
「なに、少々鼻の具合が芳しくないだけだ!」
「ふーん、ならいいけど」
キュッと取られた右手が、燃えるようだと思った。
エレンと手に手を取り合うこの一瞬、エレンと触れ合う部分からトロトロにとろけて、互いの境界すら曖昧になって混じり合う、そんな妄想が脳裏によぎった。
エレンが握った手をほどけば、微かな寂寥感を覚える。
俺にとってエレンの輝く笑顔をこの目に映せること、それ以上に価値あることなど存在しない。ならば俺は、なにをもってしても守ろう。
俺が、俺のこの手でエレンを守る。いつかエレンの足元に伏せる、その日まで! ……いや、足元にひれ伏した後、俺はエレンの身も心も我がものとする。未来永劫にエレンは俺が守る!
「……なぁアーサーさん? やっぱ鼻息荒いよな?」
「なに、少々鼻の具合が芳しくないだけだ!」
「ふーん、ならいいけど」