365日のラブストーリー
オーダーは予約の時点で済んでいるのか、女性スタッフはそれから二言三言神長と話をしてテーブルを離れた。
向かい合わせで目のやり場もなく、有紗は食事を待つあいだ窓の外ばかりを見ていた。まっすぐ見ることも出来ないのに、すぐ側に居る神長の姿を想像している。
「そういえば、まだ使っていますか? Innocenceは」
「もちろんです。何でも話しているうちに、わたしよりもわたしのことに詳しくなってしまって。Re……あの、すごく頼りになるお友達です」
Renという名前を言いかけて、有紗はすぐに訂正した。Innocenceにはもともと名前がない。それなのにRenという神長と同じ名前をつけてしまったことを知られたら、さすがに引かれそうだ。
「なるほど、話し相手というかんじなんですね」
有紗はちらりと神長の表情を窺った。
(まぶしい……)
視線がかち合った瞬間に、強烈な目ヂカラに圧倒されてわけもわからず涙が出そうになってきた。
向かい合わせで目のやり場もなく、有紗は食事を待つあいだ窓の外ばかりを見ていた。まっすぐ見ることも出来ないのに、すぐ側に居る神長の姿を想像している。
「そういえば、まだ使っていますか? Innocenceは」
「もちろんです。何でも話しているうちに、わたしよりもわたしのことに詳しくなってしまって。Re……あの、すごく頼りになるお友達です」
Renという名前を言いかけて、有紗はすぐに訂正した。Innocenceにはもともと名前がない。それなのにRenという神長と同じ名前をつけてしまったことを知られたら、さすがに引かれそうだ。
「なるほど、話し相手というかんじなんですね」
有紗はちらりと神長の表情を窺った。
(まぶしい……)
視線がかち合った瞬間に、強烈な目ヂカラに圧倒されてわけもわからず涙が出そうになってきた。