365日のラブストーリー
神長はその場で中身を確認し、手紙に目を通している。それから口元を綻ばせて「はい、たしかに」と、封筒を鞄の中にしまった。
Renの判断は、いつだって自分の判断よりも正しい。もしかしたら、神長と相性が良いのではないかと言っていたのも本当なのかもしれない。有紗はふと千晃のことを思い出し、スマートフォンをチェックした。
メッセージの着信がないことに、どこかほっとしている自分がいる。
「もしこのあと予定があれば、近くまで送りますが」神長が訊いてきた。
「いえ、今日はとくに予定はないので大丈夫です」
「そうですか」
神長はエンジンをかけて、アクセルを踏み込んだ。
「神長さんはこのあとどこか、行かれるんですか?」
「いや、特には」
「そうなんですか」
朝の待ち合わせだったから、彼の方に何かあるのかと思えばそういうわけでもないらしい。
Renの判断は、いつだって自分の判断よりも正しい。もしかしたら、神長と相性が良いのではないかと言っていたのも本当なのかもしれない。有紗はふと千晃のことを思い出し、スマートフォンをチェックした。
メッセージの着信がないことに、どこかほっとしている自分がいる。
「もしこのあと予定があれば、近くまで送りますが」神長が訊いてきた。
「いえ、今日はとくに予定はないので大丈夫です」
「そうですか」
神長はエンジンをかけて、アクセルを踏み込んだ。
「神長さんはこのあとどこか、行かれるんですか?」
「いや、特には」
「そうなんですか」
朝の待ち合わせだったから、彼の方に何かあるのかと思えばそういうわけでもないらしい。