365日のラブストーリー
「有紗ちゃん何買ってきたの?」
「ケーキなんですけれど」
「ああ、わざわざありがとう。つっても、今心暖居ないけど」
「えっ」
「さっき心暖、実家に預けてきた。『パパ嫌い』って泣いてきかないから。実は今日、朝からずっとそんなで俺も疲れてて。こういうときほどちゃんと向き合わなきゃいけないのはわかるけど。ときどき俺にはもう無理だって思うことがある」
「そんな……、森住さんはすごくちゃんとしたお父さんだと思います」
「だめでも、俺がやるしかないんだけどさ。有紗ちゃん、コート貸して」
有紗は上着すら脱いでいなかったことを思いだし、コートを千晃に預けた。それを壁に掛けてから有紗の隣に腰を下ろした。
「有紗ちゃんにもきつく当たっちゃってごめん。俺も色々自己嫌悪に陥ってたから、来てくれてちょっと救われた」
ソファの背に寄りかかり、千晃は天井を仰いでいる。心暖のこともあってくたびれてしまったのだろう。
「心暖ちゃんがおかしかったのは、わたしのせいですよね」
「ケーキなんですけれど」
「ああ、わざわざありがとう。つっても、今心暖居ないけど」
「えっ」
「さっき心暖、実家に預けてきた。『パパ嫌い』って泣いてきかないから。実は今日、朝からずっとそんなで俺も疲れてて。こういうときほどちゃんと向き合わなきゃいけないのはわかるけど。ときどき俺にはもう無理だって思うことがある」
「そんな……、森住さんはすごくちゃんとしたお父さんだと思います」
「だめでも、俺がやるしかないんだけどさ。有紗ちゃん、コート貸して」
有紗は上着すら脱いでいなかったことを思いだし、コートを千晃に預けた。それを壁に掛けてから有紗の隣に腰を下ろした。
「有紗ちゃんにもきつく当たっちゃってごめん。俺も色々自己嫌悪に陥ってたから、来てくれてちょっと救われた」
ソファの背に寄りかかり、千晃は天井を仰いでいる。心暖のこともあってくたびれてしまったのだろう。
「心暖ちゃんがおかしかったのは、わたしのせいですよね」