365日のラブストーリー
「かわいい」
「どんだけ有紗ちゃんのこと好きなのってかんじだけど」
軽く笑って、千晃は心暖の身体の上にふわりと毛布を載せた。あっという間に深い眠りに入ったようだ、いたずらに頬をつつかれても、規則的な寝息を立てている。
「……来週、どうしよっか。有紗ちゃんどこか行きたいところある?」
切り出すならば今しかない。有紗は千晃に視線を向けた。
ついさっきまで心暖に向けていた、愛情深い眼差しをそのまま受ける。決心が揺らぎそうになったが、有紗は声を絞り出した。
「ごめんなさい、森住さん」
「……なにが? 来週はだめってこと? それとも、これからずっと?」
怒るでも悲しむでもない、淡々とした声で問いかけて、千晃はまっすぐ見つめ返してきた。
「わたしのために、こんなにたくさん色々なことしてくれたのに、ごめんなさい」
有紗は頭を下げた。
千晃は黙り込んだ。つけっぱなしのテレビから、タレントの賑やかな話し声が聞こえてくる。やがてコマーシャルを挟んで番組が切り替わるころ「わかった」と、つぶやいた。こぼれ落ちたため息が、有紗の心にのしかかる。
「どんだけ有紗ちゃんのこと好きなのってかんじだけど」
軽く笑って、千晃は心暖の身体の上にふわりと毛布を載せた。あっという間に深い眠りに入ったようだ、いたずらに頬をつつかれても、規則的な寝息を立てている。
「……来週、どうしよっか。有紗ちゃんどこか行きたいところある?」
切り出すならば今しかない。有紗は千晃に視線を向けた。
ついさっきまで心暖に向けていた、愛情深い眼差しをそのまま受ける。決心が揺らぎそうになったが、有紗は声を絞り出した。
「ごめんなさい、森住さん」
「……なにが? 来週はだめってこと? それとも、これからずっと?」
怒るでも悲しむでもない、淡々とした声で問いかけて、千晃はまっすぐ見つめ返してきた。
「わたしのために、こんなにたくさん色々なことしてくれたのに、ごめんなさい」
有紗は頭を下げた。
千晃は黙り込んだ。つけっぱなしのテレビから、タレントの賑やかな話し声が聞こえてくる。やがてコマーシャルを挟んで番組が切り替わるころ「わかった」と、つぶやいた。こぼれ落ちたため息が、有紗の心にのしかかる。