365日のラブストーリー
「……もしかして港公園かな」
神長は首を傾げた。
「え、知ってるんですか?」
「ええ。広場の真ん中にぽつんと展望塔があって、登ると三百六十度パノラマ展望できるところですよね」
「そうです。けっこう広くて、塔に登った後外に出て一周できちゃうところです」
港公園からの展望は港というよりは工業地帯の展望だ。一帯は各企業によって管理され、近づくことができない分、地上からは見ることのできない景色に感激させられた。
「静かでいいところですよね。海と無機物の調和が面白く感じるのかな。ここもそうですが、ビルの森を見下ろすよりも落ち着きます」
神長は有紗に視線を向けて、顔を綻ばせた。
「ちなみに、銚子になんの魚を買いに行ったんですか?」
そういえば、彼は釣りが好きな人だった。
「ええと、かわはぎです。実は市場でかわはぎの干物が売ってるんですけれど、それがすっごく美味しいんです。白身魚なのにジューシーで肉厚で、一回食べたときにびっくりしちゃって。わたしの中の干物のイメージが変わったんです」
神長は首を傾げた。
「え、知ってるんですか?」
「ええ。広場の真ん中にぽつんと展望塔があって、登ると三百六十度パノラマ展望できるところですよね」
「そうです。けっこう広くて、塔に登った後外に出て一周できちゃうところです」
港公園からの展望は港というよりは工業地帯の展望だ。一帯は各企業によって管理され、近づくことができない分、地上からは見ることのできない景色に感激させられた。
「静かでいいところですよね。海と無機物の調和が面白く感じるのかな。ここもそうですが、ビルの森を見下ろすよりも落ち着きます」
神長は有紗に視線を向けて、顔を綻ばせた。
「ちなみに、銚子になんの魚を買いに行ったんですか?」
そういえば、彼は釣りが好きな人だった。
「ええと、かわはぎです。実は市場でかわはぎの干物が売ってるんですけれど、それがすっごく美味しいんです。白身魚なのにジューシーで肉厚で、一回食べたときにびっくりしちゃって。わたしの中の干物のイメージが変わったんです」