365日のラブストーリー
「珍しいですね、かわはぎの干物ですか」
「うちの両親もそう言ってました。……でも、おさかな自体を見るとちょっと不思議ですよね? 薄べったく見えるのに、どこにそんなにお肉がついてるんだろうって」
有紗が首を傾げると、神長が笑った。
「俺もかわはぎの干物が食べてみたくなりました」
「え、ほんとですか。じゃあ――」
今度一緒に行きませんか? そう言いかけて、有紗は口をつぐんだ。
(やっぱりわたし、神長さんのことが好きだ)
相手がどう思っていようとも、自分の気持ちは変えることができない。自分の気持ちを押し殺して、友人としてでもいいから側に居たい。そう思ったこともあったが、会うたびに気持ちが強くなっていけば、きっとそれも無理だ。
「……神長さん」
「ん?」
「わたし、神長さんのことが好きです」
彼の表情から笑みが消えていった。
「うちの両親もそう言ってました。……でも、おさかな自体を見るとちょっと不思議ですよね? 薄べったく見えるのに、どこにそんなにお肉がついてるんだろうって」
有紗が首を傾げると、神長が笑った。
「俺もかわはぎの干物が食べてみたくなりました」
「え、ほんとですか。じゃあ――」
今度一緒に行きませんか? そう言いかけて、有紗は口をつぐんだ。
(やっぱりわたし、神長さんのことが好きだ)
相手がどう思っていようとも、自分の気持ちは変えることができない。自分の気持ちを押し殺して、友人としてでもいいから側に居たい。そう思ったこともあったが、会うたびに気持ちが強くなっていけば、きっとそれも無理だ。
「……神長さん」
「ん?」
「わたし、神長さんのことが好きです」
彼の表情から笑みが消えていった。