365日のラブストーリー
「きつい言い方になってしまってごめん。綿貫さんは僕にただ神長くんのそばにいてほしいだけなのに、って思っているのかもしれないけれど、僕と神長くんの関係はそうじゃないから」
いつもは優しい坂巻から、こんな風にはっきりと考えを否定されるとは思わず、有紗はたじろいだ。
「神長くんが起業を考えているっていうのは、きっと綿貫さんなら知ってるよね」
「前に聞かせてもらいました。坂巻さんのことを誘ったというところまでは」
「……理解しにくいかもしれないけど」
坂巻はテーブルの上に視線を落とした。
「これまではただの友だちでもよかったんだ。でも、神長くんが起業するにあたって、仕事仲間として僕の手を求めているのなら、僕と神長くんの関係は仕事抜きでは成り立たないんだ」
仕事をどうするか悩んでいるにせよ、安心させることくらいはできるはずだ。神長のことを特別な存在だと思っているのなら、なおさら。
これは男と女の考え方の違いなのだろうか。納得のいかない気持ちを出さないように、有紗は神妙な顔で頷いた。
いつもは優しい坂巻から、こんな風にはっきりと考えを否定されるとは思わず、有紗はたじろいだ。
「神長くんが起業を考えているっていうのは、きっと綿貫さんなら知ってるよね」
「前に聞かせてもらいました。坂巻さんのことを誘ったというところまでは」
「……理解しにくいかもしれないけど」
坂巻はテーブルの上に視線を落とした。
「これまではただの友だちでもよかったんだ。でも、神長くんが起業するにあたって、仕事仲間として僕の手を求めているのなら、僕と神長くんの関係は仕事抜きでは成り立たないんだ」
仕事をどうするか悩んでいるにせよ、安心させることくらいはできるはずだ。神長のことを特別な存在だと思っているのなら、なおさら。
これは男と女の考え方の違いなのだろうか。納得のいかない気持ちを出さないように、有紗は神妙な顔で頷いた。