365日のラブストーリー
「すみませんが、一本だけメールさせてください」
「どうぞどうぞ」
有紗はスマートフォンに目を落とす神長を、ぼんやりと見つめていた。
(神長さんなら、二人きりになってもとつぜん豹変することはなさそう)
以前母親とそうしていたように、のんびりと昼寝をすることもできそうだ。
(寝顔も見てみたいな)
あれこれ想像をしていると、神長が顔を上げた。
「綿貫さんは家族と仲がいいですよね。旅行もよくするんですか?」
「就職してからは行ってないですね。お金をためて両親を海外に連れて行ってあげたいなっていうのが密かな目標で」
「いいですね」
「でもやっぱり、一人暮らししてるとなかなか溜まらないですよね。できるだけ自炊をするようにしてるんですけど、その代わりにお菓子を買ってしまったりして」
頼まれてもいないのに、周りの人におすそ分けしたくなり、つい買いすぎてしまうところは親とそっくりだ。
「どうぞどうぞ」
有紗はスマートフォンに目を落とす神長を、ぼんやりと見つめていた。
(神長さんなら、二人きりになってもとつぜん豹変することはなさそう)
以前母親とそうしていたように、のんびりと昼寝をすることもできそうだ。
(寝顔も見てみたいな)
あれこれ想像をしていると、神長が顔を上げた。
「綿貫さんは家族と仲がいいですよね。旅行もよくするんですか?」
「就職してからは行ってないですね。お金をためて両親を海外に連れて行ってあげたいなっていうのが密かな目標で」
「いいですね」
「でもやっぱり、一人暮らししてるとなかなか溜まらないですよね。できるだけ自炊をするようにしてるんですけど、その代わりにお菓子を買ってしまったりして」
頼まれてもいないのに、周りの人におすそ分けしたくなり、つい買いすぎてしまうところは親とそっくりだ。