不思議の国のティーパーティー



「退屈なお嬢様のために思い出をお持ちしました。昔はお誕生日とても楽しみにされていたのですよ。覚えていませんか?」



言って1冊のアルバムを取り出した。



「これが、生まれた時のお嬢様。こっちが初めて歩いた時、そしてこれは初めて私のことを「アオイ」と呼んでいただいた時です」



開いた写真の中には小さい頃のあたし。

一つ一つ説明を入れていくアオイはどことなく嬉しそうだった。



「こんなもの、どこにあったのよ」

「女王様は思い出を大切にされる方です。本日はお嬢様のお誕生日ということもあってお借りしてまいりました」



にっこり笑うアオイに、少しだけ素直になってみようかなと。


「ふーん。たまにはこういうの見るのも良いものね」




照れくささを残しながらまた写真へと目を移す。



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