INFATUATOシンドローム 2
理緒「はぁ…面白くないなぁ。折角手まで繋いだって言うのに…」
そうボソッと呟く胡桃先輩。
……買い物、楽しくないのかな?まだ何も見てもないけど…
璃夢「胡桃先輩!早く行きましょう?ねっ?」
楽しんで貰えるように私が頑張らなきゃいけないんだよ!
なんていったってペットだから!
理緒「……そうだね!」
出来れば手を繋ぐのをやめたかったけど、胡桃先輩は離してはくれなかった。
だって掴む力緩めると胡桃先輩の掴む力が強くなるんだもん!
そして私たちはエスカレーターに乗って3階へと向かった。
理緒「3階は服とかアクセサリー、2階は家具とかのインテリア、1階は日用品が売ってあるんだ」
そうなんだ!
……あれ?お弁当箱ってどれかと言えば日用品だよね?なんでわざわざ3階に?欲しいものでもあるのかな?
理緒「さぁさぁ!行こう!」
そして男の子の服のコーナー
ではなく女の子の服のコーナーへ……
璃夢「く、胡桃先輩!?そっちは女の子の服ですよ!?」
理緒「いいから〜いいからぁ〜」
グイグイッと引っ張られるままに私は胡桃先輩についていった
女装用の服でも買うのかな?
理緒「う〜ん…」
真剣な表情で服を見つめる胡桃先輩。
悩んでるんだね。こんなにいっぱい種類があったらそりゃあ迷うよ。
まぁ、私は値段で決めちゃうけどね〜
《女子ならデザインを見て決めて欲しいものだ》
理緒「よしっ!やっぱりワンピースだね!」
そう言って手に持っていたのは白いワンピース。
璃夢「わぁホントですね!可愛い!」
理緒「でしょ〜?じゃあハイ」
璃夢「?」
何故か目の前に差し出されたワンピース。
理緒「着てみて?」
璃夢「……えっ!?僕が着るんですか!?」
胡桃先輩が着るんじゃないの!?
理緒「当たり前でしょ?ペットの着せ替えで楽しむのも飼い主の嗜みっ!」
あ、そっか。確かにペットに服着せて愛でてる人たくさんいるもんね!
璃夢「……じゃあ男の子の服にしませんか?」
私、今男の子だし
理緒「でもペットに似合うような服を見繕うのも飼い主の役目でしょ?」
………それはそうかもしれないけど…女ってバレそうになることはあまりしたくない…