INFATUATOシンドローム 2


あ!ご家族なら挨拶しないとダメだよね?

そう思った私はお姉さんの方へ振り向き自己紹介をした


璃夢「はじめまして。京極高校一年生の魁璃夢です。胡桃先輩にはいつもお世話になってます」


ぺこりと頭を下げて上げた

そして胡桃先輩のお姉さんを見てみると何故か驚いた顔をしていた


理緒「ハムスターちゃんが天使に見える!なんでそんなに礼儀正しいの!!」


ギュウッ

璃夢「く、胡桃先輩!?」


後ろからいつもの様に抱きついてくる胡桃先輩


理緒「ほんとにいい子っ!なんで不良になったの!なんでグレたの!」


………グレてないけどね。

私は未だに驚いた顔をして固まっているお姉さんに声をかけた


璃夢「お姉さん、どうかしましたか?」


「へっ?あぁ、ゴメンなさい?貴方のこと女の子だと思ってたから……」


あらら、やっぱり女の子だって思われてたか〜

そりゃ、髪長いから制服見ても疑われるもん。やっぱり切らないとダメかな?


「それにあなた」


璃夢「?」


なんだろうと思ってお姉さんを見ていると、私に近づいてきて両手で私の頬を包んだ

へっ!?な、なにですか!?


「綺麗な肌してるわね。」


そう言って私の頬をすこし親指でさすった


璃夢「っ」


く、くすぐったいっ!


理緒「ちょっと、誰の了解得てハムスターちゃんに触ってるわけ?」


ベシッ

後ろから抱きついてる胡桃先輩はお姉さんの手を叩き落とした


「ちょっとくらい良いじゃない?これだけ綺麗な子、モデルにも少ないわよ」


璃夢「そ、そんな!モデルさんたちとは比べものにならないですよ!」


特になにかしてるわけじゃないし…


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