INFATUATOシンドローム 2
心配になっていると……
理緒「ひらがな英語キューンッ!!!」
そう言って抱きしめる力を強めた
ぐえっ!く、苦しい!!お姉さん助けて!
さっき助けてくれたので、もう一度助けてくれと思いお姉さんの方を見た
「て、天使っ!!」
が、お姉さんも何故か悶えていた。
……この姉弟そっくりじゃん!!反応全く一緒ってどういうこと!?
理緒「か、可愛いでしょ!?ウチのハムスターちゃん!」
「可愛すぎる!なんでこの子男の子なの!?勿体無いっ!」
そ、そんなに可愛いって言わないで…可愛くないから…
「そかそか!トゥエンティワンに行くつもりだったんだね」
理緒「そうそう。このちゃんと言えてないひらがな英語がまた聞けると思ってなかったよ…」
私は言うつもり無かったよ!?胡桃先輩が燃えるから言わないようにしたかった!
《燃えてないよ?萌えてるの》
「じゃあ私のおかげね」
理緒「今回ばかりはね」
そう言って何故かグッ!とポーズを決め合う二人
なんで!?さっきまで空気悪かったよね!?なんで仲良くなってんの!?
「そこで理緒。お願いがあるんだけど」
そこでって…どういう話の入り方ですか…
理緒「なに?」
「璃夢ちゃん、ちょっと貸してくれない?」
私を貸す?私物じゃないんだけど…ペットなんだけど…
《それもそれでどうなんだ》
理緒「…………内容によるけど?」
「だよね〜。実はさ、」
お姉さんはちょいちょいと手招きをして胡桃先輩を呼び、耳元で何かを言った
その後胡桃先輩はまたグッ!とポーズをとった
「やったー!張り切って頑張るぞー!」
………私、何されるんだろう