INFATUATOシンドローム 2
理緒「ははっ、急に背筋伸びたよ?」
璃夢「す、すいません!つい、ソファが気持ちよくて…」
私の布団よりふわふわなんだもん。こんなにふわふわなものに座ること、これから一生ないかも
《そんなことは無いだろう》
カチャッ
茉莉「おっ待たせ〜!!さぁ!カメラも持ってきたし張り切るわよ!」
何かを手に持ち、首からカメラを下げて帰ってきた茉莉さん。
理緒「おそーい。」
茉莉「ごめんごめん。選ぶのに迷っちゃって」
理緒「時間かけたんだからそれなりに、だよな?」
茉莉「あったりまえ!」
………それなり?何それ?
私には分からない言葉で二人の会話は成り立っている。…………やっぱり仲良しだよね!?
茉莉「それじゃあ璃夢ちゃん、これ着てもらえる?」
『着る』?
疑問に思って受け取った服を見て私は
璃夢「……………えっ」
言葉を失った。
茉莉「ささっ!アソコの部屋で着替えてねっ!」
背中を押されるがままに進み、部屋に押し込まれた
茉莉「着替えたら教えてね!」
そう言ってパタンッと扉を閉められた
結構広い部屋だけど見たところ試着室?みたいなところかな?鏡あるし、ハンガーあるし…。まぁタンスとか、鏡とか…色々あるけど。
とりあえず渡された服を広げてみて…
璃夢「………はぁ…」
ため息。
茉莉さん…やっぱり私の性別勘違いしてるよ…。なんだかひらひらの黒色が見えた瞬間、もしかして…とは思ったけど…
………とりあえず着ないといけないよね?胡桃先輩ならノック無しに入ってきてもおかしくないし
《理緒のイメージが悪すぎる》
そして私は制服を脱いでハンガーにかけた
あ、胸どうしよう。サラシしたままでいいかな?洋服と違って隠れるからサラシが見えることは無いけど…。