INFATUATOシンドローム 2



まぁサラシ付けなきゃノーブラになっちゃうし、いっか。

ってことでサラシを巻いたまま服を着ようとした瞬間…


コンコンッガチャ

はぁっ!?

返事をする前に扉が開いた


茉莉「璃夢ちゃん、ゴメン!
やっぱりリボンはこっ…………」


璃夢「………………。」


扉を開けて入ってきたのは茉莉さんだった。胡桃先輩じゃなくて安心したのもつかの間、茉莉さんに見られてしまった。

私の現在の格好、サラシとメンズパンツを身につけただけ。


そして私の顔は( º Д º)

茉莉さんの顔は( ᵒ̴̷͈ᗨᵒ̴̶̷͈ )

…………ナゼ ヨロコブッ!!!


璃夢「………茉莉さん…」


茉莉「なぁに?璃夢 “ちゃん”!」


ちゃんを強調しないで!!


璃夢「とりあえず扉を閉めてください」


茉莉「はぁ〜いっ!」

パタンッ


………さてどうしよう…私の秘密を知られてしまったのだ…やることはただ一つ!

口封じ。

《怖ぇよ》


茉莉「璃夢ちゃん?」


茉莉さんの声をスタートに私は動き始めた。

そして…




ズサァアアアアア!

璃夢「どーか黙っててくれないでしょうか!」


これこそまさに『滑り込み土下座』!!人に頼み事をする時の究極奥義!

頭をしっかり床につけて私は土下座をして頼み込んだ


茉莉「えっ、えっ!!?」


璃夢「このことは絶対にバレたらダメなんです!だから胡桃先輩にも!誰にも!言わないでください!!」


茉莉「ま、待って!落ち着いて璃夢ちゃん!」


璃夢「何でも言う事聞きますから!!だから誰にも言わないで!!」


茉莉「分かったからストーップ!!」


私はストップと言われたので、頭を床に付けたまま停止した。


< 142 / 577 >

この作品をシェア

pagetop