INFATUATOシンドローム 2
璃夢「このリボン可愛い」
茉莉さんが持ってきて交換していった方のリボンの生地は、ふわふわっと広がる感じの生地だった
これを、腰に巻くわけでしょ?
とりあえずリボンを巻く前までは着替えた。だけど、このリボンを結ぶのが難しい…
…………そうだ!帯を自分で結ぶ時の容量で、まずは前で大きなリボンにむすんで……
そこから!後ろにぐるりと回す!!どうだ!
璃夢「おぉ!いい感じ!……いい感じなんだけど…似合ってないよこれ…」
だいたい、スカートなんてはけないよ!
もうスカートなんて卒業するまで履かないと思ってたのになんでこんなに履く機会があるの!?
コンコンッ
茉莉「璃夢ちゃん、大丈夫?」
璃夢「あ、はい!着替え終わりました!」
茉莉「ホントに!」
ガチャ
茉莉「じゃあドレッサーの前に……」
私の返事を聞いてから入ってきた茉莉さん。ドレッサーの前に…と言いかけて何故か固まってしまった
璃夢「?茉莉さん?」
大丈夫かな?いきなり固まって…。
心配になった私は茉莉さんに近づき顔を覗きこんだ
茉莉「っ、これは想像以上だったわ」
想像以上?………やっぱり似合ってないんだ!想像以上に似合ってないんだね!?
そりゃそうだよ!こんなに可愛い服が私に似合うわけないよ!
璃夢「…着替えますね」
茉莉「はぁ!?なんで!?まだ終わってないじゃない!」
これ以上似合ってない姿を晒せと!?私嫌なんですけど!
茉莉「とりあえず仕上げに入るから!座って!」
璃夢「えっ、ちょ、えっ!?」
グイグイと背中を押され、ドレッサーの前の椅子に座らされた。