INFATUATOシンドローム 2


茉莉「まずは髪の毛弄るからね」


璃夢「えっ?髪型まで?」


茉莉「私完璧主義だから。」


そう言って私の髪の毛を触り始めた

人に髪の毛触られると眠たくなっちゃうんだよね…。昔お母さんに縛ってもらってるだけで寝てたもん。

床屋さんに行っても寝ちゃってて起きたら終わってたね


茉莉「それにしても、本当にキレイな髪ね…。何か特別なことしてたりするの?」


特別なこと?


璃夢「特に何もしてないですけど…」


茉莉「そうなの?長いのにキレイなんでホントに凄いわ」


シャンプーとトリートメントだって安いいつものだし。やってることって言えば、翼が教えてくれたブローだけだし


茉莉「よしっ!じゃあ髪やってくね!イメージ固まったし」


そう言って櫛を使って私の髪をアレンジし始めた

その間、私はと言うと睡魔が襲ってきてカクンッカクンッとしていました


璃夢「………ぅ…すぅ……」

カクンッカクンッ


茉莉「……よしっ!!」


ガバッ

璃夢「ふにゃっ!!」


ね、寝てた!完全に寝てた!


茉莉「次はメイクね〜」


しかもなんだ?なんか頭が重いぞ?

何故だと思い鏡を見ようとしたら、


茉莉「はいっ!目を瞑って〜?」


璃夢「は、はいっ!?」


目の前に立たれ目を瞑ってと言われたので戸惑いながらも目を閉じた

にゃっ!なんか塗られた!!何!?何なの!?


茉莉「肌もキレイだわ〜。化粧水は何使ってるの?」


璃夢「け、化粧水?使ってないです」


茉莉「使ってない!?じゃあ洗顔は!?」


璃夢「……おかあさんといっしょ?」


茉莉「子供のテレビ番組!!」


茉莉さんテンションおかしいよ。高くない?


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