INFATUATOシンドローム 2


ガタンッ!!

璃夢「っ…」


顔を真っ赤にした日比谷先輩がいきなり私の胸倉を掴んできた

く、苦しっ


恭「怖くなんかねぇよ。テメェ、俺のことナメてんのか?」


低い声を出して私にガンを飛ばしてくる先輩。


恭「コッチはテメェの弱み握ってんだぜ?よくそんな軽率な発言できたな?あぁ?」


私の弱み?


璃夢「写真をばら撒かれることが僕の弱みだと?」


恭「そうだろ?ネットに上げないことを約束してまで写真撮るなんてよ?んなの、自分の弱み握ってくださいって言ってるようなもんだろ?」


へぇ〜そんな風に見えてたんだ


恭「どーする?今謝れば許してやるけど?」


璃夢「……………。」


恭「オラ言えよ。すみませんでしただろ?あぁ?」


グイッ

さっきよりも強く掴まれる胸倉。


璃夢「………す」


恭「フッ」


私がそう口にすれば余裕そうな顔に変わった先輩。そして少しだけ掴む手が緩んだ。


璃夢「好きにすればいいじゃないですか?」


パシンッ!

そう言って私は胸倉を掴んでいる先輩の手を叩き落とし距離をとった


恭「なっ」


璃夢「もう一度言いましょうか?その写真、好きにすればいいじゃないですか?」


乱れた襟元を直しながら私は言った


恭「は、はぁ!?」


璃夢「なんか、貴方に言われて気づきました。」


私の弱みは【ネットに上げられる】事じゃない。ネットに上げられることで【女のバレる】ことだ。


璃夢「それに思い出したんですよね」


中学の時に特別授業で習ったこと


璃夢「相手の許可無く勝手に個人情報をネット上にアップした場合、【名誉毀損】【プライバシーの侵害】【肖像権侵害】の罪に問われます」


恭「…だからなんだよ?」


もうなんか開き直ってない?


璃夢「もし勝手に上げたとなれば裁判所に訴えることが出来ます」


恭「はっ!ヤンキーの言うことを裁判所が聞くと思うか?」


璃夢「思いませんよ?」


ヤンキーと言うだけで【出来損ない】という目で見られることを私は知った。

京極の制服を見た人は走って逃げていく。
目を合わせちゃダメと子供に叱る親。

ヤンキー校に通っているだけでこんな差別的扱いを受けるなんて思ってもみなかった


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