INFATUATOシンドローム 2
「ココ…?………まさかっ!」
そう言ったオネェさんの顔にはさっきまでの優しい笑みはなく、何故か睨まれている…
えっ?なに?なんで睨まれてるの?
「アナタ、まさか私の【つーちゃん】の彼女じゃないわよね?」
【つーちゃん】?どちら様?
「なんとか言ったらどうなの!?」
そう言ってどんどん近づいてくるオネェさん
迫力満点でしょ!?
璃夢「ち、違います!僕、男ですから!」
一応ココでも男の子のフリしなきゃ。誰の知り合いか分かんないしっ!
「はっ?そうなの?」
璃夢「そうですよ!どこからどう見てと男の子でしょう?」
「イヤ、どこからどう見ても女の子でしょ」
えぇー!やっぱりみんなそう言うよね!髪長くても男の子に見えるでしょ?
「そっかぁ〜じゃあ私のつーちゃんが取られる心配はないわね〜ん!」
つーちゃんさんは、オネェさんの彼氏(?)さんなのかな?
とにかく翼の所に行きたいから、どうやってマンションの中に入ったらいいかダメ元で聞いてみよう
そう思って声をかけようとすると
「璃夢ー!!」
と私を呼ぶ声がした。
璃夢「あっ、つば」
「つーちゃん〜!!」
あぅ、私の言葉遮られたっ!
えっ?!しかも【つーちゃん】って【翼】!?
翼「あ、大家さん!こんちわ!」
「あ〜ん!大家さんなんて他人行儀っ!レイカって呼んでよ〜!」
翼「璃夢、なかなか入ってこないから迷ったんじゃないかって心配したぜ?」
「あん!スルーしちゃう所もいいわぁ〜!照れ屋さんなのね〜」
すごい。この強烈な人のマシンガントーク?を全部スルーしてる
しかもこの人、前に聞いてた大家さんなんだ!
翼「じゃあ俺たち、行きますね」
そう言って私の手を掴んだ翼。
レイカ「あら?友達ってつーちゃんの事だったのね?」
璃夢「はい!翼と仲良くさせてもらってます。魁璃夢です!」
振り返って頭を下げ挨拶した。
レイカ「私はレイカよ〜!よろしくね〜ん?」
そう言って手を差し出されたので『握手かな?』と思って翼の手を取ってレイカさんの手を握ると