INFATUATOシンドローム 2
下着のパンツ以外は普通だったのでそのまま着替え、私は脱衣所を出た
ガチャ
大和「お、上がったか?」
するとベッドに腰掛けたままケイタイを使っていた大和さん。
もしかして私が上がるまで待っててくれたのかな?というか、見張り?さっきみたいに温まらずに出てきたら困るもんね。川臭くて。
大和「髪乾かしてやるから、コッチおいで?」
大和さんは、引き出しの中にあるドライヤーを手にすると私をベッドの方に手招きした
璃夢「だ、大丈夫です!自分で乾かせます!」
お風呂を借りたくせに髪まで乾かしてもらうのは流石に良くないと思い私は大和さんからドライヤーを借りようとした…けど…
大和「ヤダヤダ〜!俺が乾かす〜!」
と駄々をこねられたので…乾かしてもらうことにしました…。
なんか、大和さんってちょっと胡桃先輩っぽいよね…駄々こねるところとか、ホントそっくり。
ブオーンッ
大和「髪サラサラだね」
璃夢「そうですか?きっと、この部屋のシャンプーがいい物だったんですよ」
私がいつも家で使ってるシャンプー、安すぎる!ってぐらい安いのだから。洗って汚れが落ちればいいのよ。
《女子力が無いに等しい》
大和「そうか?でも、一回したシャンプーだけでこんなにサラサラにはなんねぇだろ」
そう言って大和さんは手ぐしで髪を梳いてくれた
……やっぱり、誰かに髪乾かしてもらうの気持ちいいな…。眠たくなってきちゃう…
そして私はうつうつとしてしまい、結局気づけば寝てしまっていた。