INFATUATOシンドローム 2




レイカ「急いで出てきたみたいだけど、何かあった?」


璃夢「あ、いや。別に、何も」


レイカ「すごい途切れ途切れだけど?」


璃夢「僕が動揺しちゃっただけなんで…大丈夫です!」


月城先輩が出てくる様子もないし…。けど、早くここを去ろう!


レイカ「璃夢くん、これから暇?」


璃夢「あ、えっと…一応行きたいお店があるんですよ」


レイカ「あらそうなの?残念。璃夢くんのヘアアレンジしてみたかったんだけど…」


璃夢「ヘアアレンジ?」


レイカ「えぇ!私、こう見えて美容師なのよ?」


璃夢「えぇ!レイカさん美容師さんなんですか!?」


レイカ「そうよ?そんなに意外?」


意外とかそう言う話じゃなくて!!


璃夢「すごく運命感じました!!」


レイカ「へっ?」





















─月曜日─


璃夢「よしっ!準備はいいね!」


ガチャ

璃夢「じゃあ行ってきマース!」


璃花「うっ…うぅ…行ってっ…行ってらっしゃい…うぅぅううう…」


璃夢「お、お母さん…まだ泣いてたの?」


璃花「うぅっ…そりゃそうよっ!だって約束したのに、それを無断で破るんだからっ!」


あぁ、そっちか…。



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