INFATUATOシンドローム 2




レイカ『男の子なのにアイロン使うのね。けど、使ってたにしては綺麗な髪してるわね…』


え?アイロンと髪の毛関係ある?


レイカ『じゃあちょっと巻いていくわね〜』


そう言ってレイカさんはトングのような形をしたものを持ってきた


璃夢『……なんですか、それ?』


レイカ『何ってアイロンよ?』


璃夢『アイロン!?』


何その形!知らないんだけど!

私の知ってるアイロンはちょっと丸い二等辺三角形みたいなやつだよ!?

しかも、それじゃあちょっとしか伸ばせない……ん?巻くって言ってたよね?何を巻くの?

………もしかして…


璃夢『髪をアイロンするんですか?!』


レイカ『当たり前じゃない、ヘアアイロンなんだから』


まさかのアイロン違い!?

そんなぁ!世の中にアイロン以外のアイロンがあるなんて!


レイカ『その様子じゃ、さっきの使ったことあります発言は衣服に使う方のアイロンに対してね』


璃夢『そうです…』


レイカ『きっとビックリするわよ?』


そういってアイロンでパクンッと髪の毛を挟むとクルクルと巻き始めた

おー。なんか気持ちいいな。くるくる感が。

そしてまたクルクルと回しながら髪からアイロンを離すと


璃夢『っ!!すごいっ!』


一回で綺麗なくるくるができた

《カールと言って欲しい》


レイカ『ストレートじゃなくても似合う子には似合うのね』


そう呟いたレイカさんはどんどん髪を巻き巻きしていった


そのあとは巻き巻きをしたり、ゴムで髪をアップにしたりと色々といじって満足したのか私の髪を切ってくれた




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