INFATUATOシンドローム 2
翼「身近なやつで言ったら…一番怪しいのは……玖音か!」
玖音「えぇ!?僕!?」
雪「たしかに…臨川学校の時も思ってたが仲がいい気がした…」
……そりゃ…女の子だって知ってる唯一のクラスメイトだから…ね?
玖音「ちょっ、璃夢も早く否定しなよ!何ボーッとしてんの!」
『仲良いのは仕方がない』と思っていると玖音が真っ赤になった顔でそう言ってきた
璃夢「あ、ごめん。翼があまりにもおかしなこというから…」
翼「じゃあ、なんで髪切ったんだ?あんなに綺麗だったのに…」
座っている私の正面まできた翼は、短くなった髪を手ぐしで梳いた。
『短い髪のお前もいいけどよ…』と言いながら。
雪「………はたから見たらお前らの方が恋人みたいだぞ」
翼「なっ、ななななに言ってやがる!?」
璃夢「違うよ。翼はお兄ちゃんだよ?」
翼「っ、そ、そうだ!俺は璃夢の兄貴みたいなもんだ!」
そう言って今度は乱暴に私の頭を撫でた
璃夢「ちょっと!ぐしゃぐしゃになる!」
翼「ははっ!けどショートになったんだから戻しやすいだろ?」
確かに、ロングだった時よりも戻しやすい
煌月「話が脱線してるけど…結局、なんで髪を切ったんですか?」
あ、ホントだ。何故か私の恋の話になっちゃってたね。
煌くんが軌道修正をしてくれたので私は切った理由を簡単に説明した