INFATUATOシンドローム 2



確かレイカさんは……『コハクさん!ごめん、すぐ終わるから待っててね〜』って言ってたな

うん……きっと予約があったはずなのに私のせいで少し遅れたよね…。今更だけど謝りますね…ごめんなさい…。


レイカさん、出口まで見送ってくれたんだけど…あのコハクさんって人がずっと私の方見てたんだよね…。

もしかして、私がVIPの部屋使ってたからどこの有名人だろうって思ってたのかな…

ごめんなさい、普通の人ですっ!一般人でした!


さっきから心の中で謝ってばかりな気がする…はぁ…。


キーンコーンカーンコーン

翼「あー、SHR始まるな。どーする?いつタイマン申し込みに行く?」


璃夢「もちろん放課後!!」


雪「朝は眠いし、10分休みは短いし、昼休みはお腹すいてるからか?」


璃夢「正解っ!」


流石雪くんだね!よくわかってるじゃん!


璃夢「けど、申し込みには行ってくるよ」


翼「早めの方がいいもんな」


璃夢「うん!ってことで行ってくるね!」


翼「って今かよ!?」


私は翼の言葉を最後まで聞かず、教室を飛び出した

善は急げだよね!!



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