INFATUATOシンドローム 2



そして屋上にやってきた


翼「なぁ、なんで屋上なんだ?」


なんで屋上?……確かに、なんでだろう…


璃夢「カッコイイから?」


翼「そう思ってるのはお前だけだな」


えぇ!?なんで!?屋上でタイマンってなんかカッコイイじゃん!


龍虎「グラウンドや体育館だとギャラリーができるだろう」


璃夢「ぎゃらりー?」


《☆ギャラリーとは この場合は観客、見物客のことをいうよ☆》

なるほど!


璃夢「HR中にタイマンなんて張ってたら先生が来ちゃうもんね」


翼「いや、問題はそこじゃないだろ」


璃夢「えっ?」


翼「このタイマンで3年のナンバー3が変わるか、璃夢が消えるかが決まるんだ。そんなのみんな見たくてたまんねぇだろ」


あー、なるほど。生徒が授業よりこのタイマンを見にこようとするから、授業を優先させるために鍵のできる屋上にしたんだね!

屋上なら広さも十分だしね


雪「流石月城先輩だな。」


璃夢「だね」


雪「野次馬があってはタイマンに集中できないから屋上にしたんだな」


璃夢「そっち!?」


龍虎「そうだ。」


璃夢「そうなんだ!?」


えぇー!私の想像と全然違ったんだけど?自分にしてはいい線いってたと思うんだけどな…。


翼「逆になんだと思ったんだよ…。まぁどうせ馬鹿なことだろうけど…」


璃夢「どうせって酷くない!?」


たしかにいつもは馬鹿なことしか言ってないかもしれないけど!

《自覚があったらしい》

でも今回は違うもん!

そう思って、想像していたことを言うと



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